ミスは仕組みで解決 VS あなたが注意すればよいだけでしょ!?
「家庭」って「職場」の反面教師ですね。「家庭」の色々って本当に「職場」で活かせる学びの場ですよね。結婚してから本当そう思います。とは、今日、ランチを共にした職場の仲間の弁。
今日の一例は、玄関のカギを閉め忘れる、ことに関する争い。。。
私の方が帰りが遅いことが多いの。で、家に帰って玄関のカギを閉め忘れるの。コロナ禍になってから、玄関で除菌したり、コートやマフラーを部屋まで入れなくなったり、玄関でやることが多いの。だから、ついカギを忘れてしまって。心が除菌作業に奪われちゃうのよ。で、いつも寝る前ぐらいに怒られるのよ。”また、玄関が開いているよ。誰かが入ってきたらどうするの?” って。マンションで、オートロックで、一体誰が入ってくるのよね!?うるさいのよ。自分で締めてそれで終りじゃない。ミスをわざわざ指摘する必要ないわよね。
でね、ま、自分が悪いのだけど、とは言ってもだいたい9割は締めてるのよ。でも、1割ぐらい忘れちゃうの。でも、しょうがないわよね。そういうキャラなんだから。だから、職場同様に、仕組み化されていないから忘れるのよ、だから、忘れないよう仕組みにしてよ、って言うと、何それ? 自分が気をつければいいだけでしょ、注意してよ、と言われたの。
でも、だめよね。気をつけているのに忘れるから、仕組み化しないとでしょ。だから:
1.「気をつけたい方が、気づいたらカギしたらいいんじゃない。そもそもカギは締めない、開いているもの、気づいた人が締めるもの、って定義したらいいんじゃない? つまり、定義を変えるの」。
「はぁ? カギは締めるものでしょ。意味不明」とのこと。
2.ドアに「カギ締めること」って紙を貼ろうかと思ったのだけど、玄関入ったらドアは背中側。わざわざ振り返らないのよね。だからドアは見ないのよ。だから「玄関の廊下に注意書き貼るのはどう? コートを引っかけるところに何かぶら下げて「カギ!締める!」ってのはどう?」
「はぁ? 汚いし掃除も面倒だし。幼稚だよ」とのこと。
3.「あ、ホテルみたいにオートロックにする? ま、これはコストかかるか。。。」(と自滅)
4.「あ、寝るときの「おやすみなさい」をうちでは「カギ締めた?」にしない? あ、もちろん、おやすみなさいは言うけど。寝る時にカギを締められたら問題無いものね?」
「はぁ? その挨拶、忘れたらどうするの? 1人の時はどうするの?というか、注意すればいいだけでしょ?もう屁理屈は終り」って言われた、とのこと。。。
「注意すればいいだけ、が難題なのにね。注意する必要がないと思っていることに注意するなんて不可能なのにね?」と引き続きご不満。愚痴。でも、この会話をしたという事実が心に残って、しばらくはカギを閉め忘れないかもね。会話して記憶により残す、というのも一つの仕掛け。
職場は仕組み化して人的・性格的ミスを防ぐ場。ひとの短所は長所とセット。短所を抑えると長所も殺してしまう。人を責めず、仕組みに課題ありと捉え、皆で良い案を出し合って再発防止しようの精神。
一方、家庭は個人個人が注意してミスを防ぐ場。短所は自らがんばって直してください。あなたのミスはあなたのせい、です。ロジックは屁理屈。嫌われるだけです。ロジカルは会社だけにしましょう。
「家庭の方が恐ろしいですよねー。あ、だから私の帰宅が遅くなるのかしら。でも、早く帰ってもカギ忘れたら怒られるもんなぁ。。。」
と、深みのないツマラナイ話ながら、「ひとを責めず、仕組みに解決を求める」はとても大切ですね。会社では。
読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_68)
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