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悩む選択 v2-56:完全・完璧を目指すべき vs それは不可能。欠けててもイイ。

今日の悩み:
A.完全・完璧は求めても手に入らない。欠けてても良いよね。

B.完全・完璧を手に入れるべく、妥協せず、粘り強く。

家庭、職場で、人生、悩ましい二者択一、二律背反、二項対立ってあります。「ANDの才能」を発揮して両立させたり、自分らしく選択ができたらと思い整理中。ところで、ボクともぐらさんは会社の仲間で、やさしいひとになり、そうあり続け、やさしいリーダーになり、組織を強くする使命を果たし中。やさしさを学べる絵本「ぼくモグラキツネ馬」から互いをあだ名付け。今は、色んな悩み(A or B)のどちら派かをアレコレ考え中。

先日、会社で仕事していて、結構な時間、集中して、資料をつくっていた。疲れもでてきて、夜も遅い。「ま、いっか。不完全な気もするが、ま、こんなもんで。」と言って、ひと呼吸。

そしたら、近くにいた同僚のアイム君が、「ですよね。”ま、いいっか”精神、必要ですよね。終わらせる意思の強さ、必要ですよね。」とにこって笑いながら追従。

なので、あえて、「いやいや。うっかり言ってしまったけど、ダメだ。神は細部に宿る、だ。もう少しがんばってみよう!」って、わざと言った。

そしたらアイム君が、「ですね、人生に完璧は不可能だけど、完璧を目指さないとダメですよね。テキトーでいいか、ってなると、最低ができあがありますものね。完璧を求めて初めてほどほどができあがる、です。今という時間に手を抜かない!」って、笑いながらまた追従。

なので、あえて、「って、思ったけど、過ぎたるは猶及ばざるが如し、だし、ま、ほどほどがやっぱりイイかな。ほどほど主義で。自分にやさしく心の平穏はほどほどがもたらす、ということで、やーめよっと」

そしたらアイム君が、「ですね、やっぱり一つのコトばかりに集中して他を蔑ろにしたら良くないですし、完璧を求めるはストレスの温床、ですよ。完璧主義者はストレスを貯めやすい、みたいです。自分にやさしくI love me, We love us、テキトー、でいきましょう。諦めが肝心。」って、またまた追従。

止まらなくなってきた。

「あ、でもなぁー、やっぱり、こだわって、こだわって、努力は塵積も、だからね。不撓不屈の精神で。石の上にも三年。でも、あと、3時間はきついから、1時間がんばるか。完璧でなければならない、完全思考、で行きます。」

「ですですね。ネバーギブアップです。継続は力なりです。あともう一歩が成功を生む、です。今日の努力が明日の成功、今、諦めなかったら、完璧になるかもしれませんものね。」ってアイム君。笑いながら。。。

そろそろイイか、と思って、本心に戻って、「やっぱりやめたー。完璧主義からの脱却だ。完璧を求めても終わりが無いし。もう夜も遅いものね。」

「そうですよ、完璧、完全と、達成、成功、幸せ、は違いますもの。いつやめるか、いまでしょ!?!?、ということですよ。もし今日が人生最後の日なら、それをやっているか、ってことですよ。」

「だよね。やめまーす。ところで、アイム君、パーキンソンの法則、って知っている?」

「はい、2割・8割の法則でしょ?」

「あ、いや、それはパレートの法則。パーキンソンの法則ってのは、本当はもっと早く終わらせられる仕事が、期限があれば、期限いっぱいいっぱいまで伸びてしまって、利用可能な時間すべてを使っちゃうものよ、って人間の心理を表しているの。”仕事は与えられた時間を満たすように拡大していく”、ってやつ。で、この仕事、明日が期限だけど、今日、今、終わらせてこの法則に反してみよう、と思って。なので、おしまーい。」

「ですですね。やめましょう!で、一緒に帰りましょうー。あ、でもですね、ひとは言葉でできている、ですよ、ボクさん」、とアイム君。「ですので、”ま、いいか、こんなもんで” ではなくて、”よし、よくがんばったぜオレ!なかなか良い物ができたぜ!お疲れ様でしたね、オレ!”ってのはどうですか?」

「お、さすがだね、それ頂きます。”自分で自分を褒める”自己肯定感ってやつね。”よし、よくがんばったぜオレ!なかなか良い物ができたぜ!お疲れ様でしたね、オレ!これは完璧だぜ!オレ。短時間で高品質なの作ったな、オレ!しかも、綺麗な資料だ!美しい!絵心もロジカル力もすごいな、オレ! 芸術的だぜ、オレ。。。」

「あ、ボクさん、Too much です。”完璧なひと”より”欠けている”ひとが、ステキに見えますよ。。。帰りましょ。」

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