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悩む選択 v2-7:1日を振り返り内省すべき? 内省不要・すぐ忘れたい?

ボクともぐらさん、「やさしいひとになり、そう有り続け、やさしいリーダーになり、組織をやさしさで強くする」、という夢を共通に持ち、「ぼくモグラキツネ馬」という絵本、やさしさの価値、やさしくあるには心の強さが必要と謳っている、が大好きな2人。自分・仲間を信じる強さ。壁を乗り越える心の強さ。失敗を気にせず解決に心を向ける強さ。他人を批判せず自己責任に思える強さ。愚直に継続できる強さ。努力の成果で未来を作れると信じる強さ、などなど。心強くやさしいリーダーに向けて、職場・人生で直面する悩ましい「どっちを選択する?問題」について整理する徒然草。

今日の悩み:

A.1日を振り返って(失敗などを)自己内省すると良い。気持ちが落ち着き学びを得られるはず。

B.いやぁ、自分の1日を振り返えると失敗など思い出し、マイナス感情になってしまう。さっさと忘れて、未来を向いた方が良い。

「シロクマのこと考えないでね。絶対に」と言われたらどうなると思いますかしら。ありゃ、シロクマを考え出して、たくさん脳みそに現れそうです。

有名な(有名なの?)「シロクマ実験」って実験があります。シロクマの映像を見せて、「「シロクマ」のことを考えたらダメだよ。絶対にね!」ってあるグループに指示をします。他のグループには「シロクマのことを考えてね!」と指示します。「考えたらダメよ」と言われた方がシロクマのことを考えてしまうし、指示が解除されてからも考え続けてしまう、との実験結果です。

シロクマのことを考えてしまう(1回目)、あ、考えたらダメだったっとシロクマのこと考えたことをダメダメと制御するときにまた思ってしまう(2回目)。考えたらダメと言われた方が考える、という人間の傾向があるようです。(ハーバード大学 心理学者 ダニエル・ウェグナー教授の実験)

彼女に振られて、忘れようと思っても思い出し、ダメだダメだ、忘れないと、思いながら彼女のことをまた考える。プレゼンでの失敗を忘れようと思っても、思い出して、同じくダメだダメだ、忘れないと、思いながら失敗をまた考える。うーん、分かります。気にしちゃいけないこと、気にしちゃって、気にしちゃダメだと言い聞かせて思い出し。確かに、思い出す頻度・時間が確かに長いような気がします。

ならば、理性に反する何かによって脳みそ?心?がコントロールされるならば、もう思い切って、よーし、向き合うぞ!と気概を持って内省してみた方がよいですね。「忘れないといけない」って無理矢理思っても無理で、余計に頭に思い浮かぶ。整理していない中で、ただ忘れようとしても、なんども思い浮かぶだけで、辛くなる。

だから、よし、振り返るぞ、と心を決めて、整理を試みるべき、かと。「えっと、プレゼンの失敗はこれが原因で、うーん、恥ずかしかったなぁ。でも、自分はどこがダメだった、よし次回はこれとこれを準備してやってみよう!」とか紙に書いてみる。おもしろがってやってみる。ゲームに失敗したかの程度で。

「彼女は本当すてきだったなぁ。アノ点とコノ点とアレとコレと。はぁ、悲しい。ステキな思い出ばかりだなぁ。あの時、この時。。。ボクのどこが悪かったかなぁ。コノ性格・アノ性格。もう一回トライしようかなぁ。うー、ダメだものなぁ。」うだうだ紙に書いてみる。こちらもおもしろがってやってみる。ゲームに失敗したかの程度で。

ということで、「考えや感情を抑制したり、無視したりしようとすれば、逆に増幅させるだけだと示す研究結果は豊富にある」(「セルフ・アウェアネス」(ハーバード・ビジネス・レビュー編集、ダイヤモンド社))とのことです。

人生も職場も、失敗なんてたくさん(本来なら失敗なんて定義したくない)。好きなひとに振られることもある。しょうがない。完璧なひとなんていない。

だから、悲しくなったり、くやしくなったりは当然だから、それをあるがままで受け入れたら良いですね。無理すると倍増しちゃうみたいだから、無理して取り除く必要は無いですね。向き合って、泣いて、悲しんで、ちょっとだけ自分に怒ったりして、で良いですね。

でも、”次は大丈夫だよ”、と自分の未来を信じてあげて。自分にやさしく。自分を大切に。で、さっさと次の機会に進んでみたら良いかなと。「そのプレゼン、私がやります!」「すてきな彼女、他にいないかぁ」ときょろきょろ。

ということで、ボクは冒頭の2択では、A.内省してみた方が良いように思う派です。

時間を上手く区切って、あるいは納得いくまで自己内省する。例えば、帰りの電車の中で家に着くまでの時間だけ、とか、リモート時代で通勤無いなら、お風呂につかっている間だけ、とか、ベッドに入って寝てしまうまで、とか。お酒のチカラが借りられる場合は、それもイイですね。ボクはほぼ下戸ですので、これには頼れず。

あるいは、自分を信じてくれる・大切にしてくれる家族や仲間と会話する内省でもいいですね。

でも、興味を持って傾聴してくれて、自分という個性敬意を持ってくれていて、寛容に受け入れ・共感してくれ、最後に希望をもたらしてくれる(批判や失望に終始しない)ひとでないとダメ。。。家族だからと言ってそうとは限らないのがまた悩ましい。友達が良いかもですが、でも、近くにいるとは限らないし、長電話できるタイミングの問題もある。会社の仲間だって、昨日の友は今日の敵かも。。。悩ましい。。。

つまり、何がとっても大切かというと、内省する時に、自分が落ち込み”振り落とされそう”な時に、支えてくれるひとがいる、ことですね。これが大切です。とってもとっても大切ですね。

それに「やっぱりお酒か?!?!」じゃないですが、自分にハッピーをくれる秘密道具があるとイイですね。ボクの場合は、パンケーキ。食べながら内省して、食べ終わったら忘れられるのです。仲間のもぐらさんとパンケーキ同盟結んでいて、その当初のきっかけやその後の食べ歩き経験から、比喩的ですが、パンケーキが内省を助けてくれ、失敗や嫌な事を忘れさせてくれる暗示を、ボクの脳みそにかけてくれるのです。こんなお助けアイテムがあるとイイですね。


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