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コミュニケーション力とは相手が本人をより好きになってしまうチカラ

組織では、コミュニケーション力が必須て求められます。採用での最重視項目にも必ず含まれます。

なぜなら、組織とは、つまり、複数の人がいると言うことであり、必然に多様性があるからです。

多様とはつまり、自分とは違うということです。出身学校、学んだこと、目指すキャリアも、今の立場も、役職も、価値観も、専門も、思考のクセも、働く場所も、色んなことが違います。言語・文化が違う海外の方と一緒に働くことも。。。

だから、自分とはあれこれ違う人達とのコミュニケーションが円滑にできるチカラが求められるのです。

さて、このコミュニケーション力って、カタカナで表されますが、そもそもどういう定義・意味なのでしょうね。


1.コミュニケーションの一般的な定義

一般的にはこんな内容になると思います。単なる情報伝達ではなくて、ひととひとの、互いに相手を慮っての、双方向で何かを伝え合うこと、です。

この何かは、伝え合うのは、情報と分析だったり、気持ちだったり、意見だったり。

その通りなのでしょう。一方通行の指示命令ではないし、情報のみを単にやりとりすることではない、と思います。

そして、言葉だけではなくて、身振り手振り、声の質、顔の表情なども含まれます。人間は目と耳に影響される動物ですからね。

いずれにせよ、人と人のやり取りにおいて、カタカナで表現される「コミュニケーション」には、ハートウォーミングな、人間的な、建設的な、前向きな、やさしいニュアンスがあります。

NTTコミュニケーションズ株式会社や、パナソニックコミュニケーションズ株式会社の、「コミュニケーション」(通信)とは明らかに違う意味に転換?昇華?されています。

2.コミュニケーションで求められるチカラ

ところで、そんな定義のコミュニケーションで求められるチカラとして、聞くチカラがこれまた一般的には重要と指摘されます。

自分がしゃべるばかりではなく、相手の話を聞いて相手を理解しなければダメよ、って。

耳はなぜ2つ? 口は1つなのに、って。

組織で上が下に指示命令、反論受け付けず、やりないさい!の一方通行。確かに部下はおもしろくないです。モチベーションあがらない。

部下の悩み相談も、すぐに答えを押付ける上司。部下は悲しくなります。もし上司の立場ならしゃべりたくなってもぐっと我慢、イライラなんてもっての他ですね。部下がここに居てくれるってこと自体がありがたい、なんて思ってお話しましょう。

ちなみに、ボクはコミュニケーション力を以下のようにまずは整理します。

まず部下などの仲間の存在に感謝(Kansya)。それぞれの個性(Kosei)に敬意(Keii)を払い、それぞれの色んな話・意見・悩み・課題に対して興味(Kyomi)を持ち、傾聴(Keicho)し、寛容(Kanyo)に理解し、共感(Kyokan)し、自分で気づき(Kizuki)を起こさせ、希望(Kibou)に持って行く。コミュニケーションにおける「9Kのチカラ」。どうでしょうか。

2つあるのに聞く耳を持たずに、1つの口で押しつけは回避したいところ。それに答えも1つなんてことないのです。相手が自らの答え、次のアクションに気づいて、そして、希望を持って終わらせないと。

3.もっと素敵な定義に

さて、この「コミュニケーション」の一般的な定義である「単なる情報伝達ではなくて、ひととひとの、互いに相手を慮っての、双方向で意見や気持ちや情報を伝え合うこと。言葉だけではなくて、身振り手振り、声の質、顔の表情なども含まれる」というのは、communicationという本来の意味から、ちょっと離れている。

先述のように、「やさしさニュアンス」が付加されている。

そして中でも聞くチカラが大切だと説かれる。

なので、コミュニケーションの定義に、「やさしさ」と「聞く」要素をストレートに付加して、且つ、この長めの定義をシンプルに変えてみたらどうかと思ったのです。

それが冒頭のタイトルなのです。

「相手が本人(相手自身)をより好きになってしまうチカラ」、それがコミュニケーション力。

補足すると、ボクがAさんとコミュニケーションしたら、Aさんはボクとのコミュニケーションの前よりも自分自身(=Aさん本人)のことをより好きになる、ということです。

ボクと話をして、自身に自信がついたとか、課題と解決の方向性に気づけたとか、豊かな心地良い時間を過ごせたとか、前向きになれたとか、知識や知恵がついて、気づきがあってアップグレードしたとか。相手に、I Love Myself More Than Before と思ってもらう。

どうでしょう。素敵な定義でないかしら。皆様もそう思ってコミュニケーションしてみるのはどうかしら。

「職場を良質にするコンセプトv6_10」でした。
読んで頂きまして、ありがとうございます。


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