上手な休み方

休むのが大事だと書いておきながら、今日は休みを挟まないで動き続けてしまった。
自分自身わかりきっていることなのに、動けば動くほど苛立ちが抑えられなくなる。

休みをいれなければと思うと同時に、あれこれしたいことやしなければいけないことも思い浮かぶ。体が動くとついつい行動を優先してしまうけれど、感情面は確実にすり減っていってしまう。

ずっと必要なことをしていたかと言えば、そういうわけでもない。
スマホを眺めている時間や間食を不必要に摂るようなこともあった。
どちらも頑張り直すために取った行動ではあったけれど、これはよろしくない。

飽きるまでブラウザを眺めたり、要らなくなるまでお菓子を詰め込んだりすることは、別の何かを満たすこと。
本当に必要なのは、満たすことではなくて、空白を作ることだ。

休んで空白を作ることで、余裕が生まれる。
余裕が生まれることで、心は穏やかになる。

余裕がない中でも行動はできるけれど、やったことの質や効率面を考えても、余裕があった方がいいのは間違いない。
また、余裕がない中で動くとどんどん削られていってしまって、最終的に動けなくなる。動けなくなってからでは遅い。そうなってから休むと、回復までかなりの時間を要する。下手をすると、回復もできなくなる。

上手な休み方、教えてくれたらよかったのにと他力なことを願えども、自分も親として頑張り方は教えても休み方を教えようとは考えついてもいなかった。恥ずかしながら。

上手な休息の入れ方のハウツーが全くないわけでもないけれど、だいたいが「頑張るため」の休み方だ。
その前提がもうしんどい。全然休まらない。

しっかり休むことで、頑張ることができる。
たくさん頑張ったからこそ、ゆっくり休むことができる。

ずっと休んでばかりでも、休み続けるのがしんどくなる。
ずっと頑張ってばかりでも、頑張り続けるのがしんどくなる。

頑張ることと休むことは表裏一体で、どちらが先でどちらが後でもない。

あるべき形は、「頑張るため」の休み方だけではなくて、それと一緒に「休むため」の頑張り方も必要なのかも。

同じ事柄に対してもかける力量は人それぞれ。
明確な正解なんてものはないのだろうけれど、要はバランス問題だ。
そこの釣り合いを取るための工夫なんかは、自分以外のためにも模索しようがあるかな。

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