節分と歯とLINEの通知と

昨日は節分だったので、恵方巻きと恵方ロールを買って早めに家に帰った。
恵方巻きを食べている最中無言を貫かないといけないところ、次男だけいつも我慢できない。一応しゃべってはいけないことはわかっているだけに、遠慮がちに漏れる次男のトークに笑いを堪えながら食べるのが恒例になっている。

家の中のそれぞれの部屋と、外に豆まきをしたら、長男と次男が鬼に扮してくれるという。二人に向かって豆をまくと、落ちた豆を片っ端からひろって食べていく。みんなでひとしきり笑いあってから、二人を寝かせた。


今日は朝食にホットケーキを焼いた。
昨晩歯が抜けそうだと次男が騒いでいたので見てみると、確かにかなりグラついていた。あともう一息といったところ。
ホットケーキなら痛がることなくポロっととれるんじゃないかと思っていたら、案の定うまくいった。血も大して出ずに済んだみたいだ。次男は歯が抜けたことを先生に報告するのだと嬉々として話していた。


長男と次男と彼女を送り出してから、昼前まで寝なおした。
目が覚めてスマホをのぞいてみると、LINEの通知が一件。
仕事の元契約先で、昨年関係が崩れてしまった方からだった。

自分を下げ過ぎて接しすぎたことで相手を増長させてしまったので、自身にも落ち度はあった。ただ、反省はすれども自分を責める必要もない話だ。
一気に蘇ってきた嫌な気持ちを押し殺しながら通知を開いてみると、大して調べもせずに無償で教えを請うといった相変わらずの内容だった。

一旦スマホを置く。考えれば考えるほど気が重くなってくるので、こういう時は手を動かすに限る。

本当はすぐに出かけようと思っていたのだけれど、今日も欠けた皿を一枚継ぐことにした。

作業の傍ら、音楽をかけながらコーヒーも淹れる。
埋めたり削ったり、手元に手中している内に、大分気分も落ち着いた。

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一枚仕上げてから家を出る。街に出てから返事を綴った。

相手が欠いた礼の分も上乗せして、丁重に返事を書いた。
結果、既読はついたけれどまだ返事は返ってきていない。

相手が失礼だったからといって、自分まで無礼になることはない。
また連絡が来た折には気分は下がるだろうけれど、一旦気持ちがスッキリした。

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