見出し画像

日本人が日本米を食べれ無くなる日

NGO GOODEARTH代表理事の藤原ひろのぶでございます。

米が高騰して、子どもに満足に食べさせてあげれない…という悲鳴に近い声が周囲で増えてます。

不思議な現象です。高齢化が進み、子どもの数が少なくなり、消費者が減っているのに価格は高くなる。

安い海外の小麦が悪いわけじゃないですよ。

そもそも、主食の米が食えないってどーいうことよ?

という経緯があり、GOODEDRTH米ニティという活動を立ち上げました。


GOODEARTH米ニティとは

2024年の5月からリニューアルしたGOODEARTH米ニティは皆さんの応援もあり、ひと月で4トンのお米を各家庭に届けることが出来ました。

米の値段が高騰してて、「子どもに満足に食べさせられない…」という家庭が日本に増えていて、特にシングルマザーの家庭に至ってはかなり深刻。

働いていても貧困状態にある、日本のシングルマザー

二人に一人の子どもが貧困状態と報告されています。そんな家庭に出来る限り安く米を届けよう‼︎の目的で始まったのが米ニティ。


どの様なシステムなのか?


運営はどうしているのか?というと。

当社のオンラインストアで買いものをしてくれたAさんの利益で、子育て真っ只中で生活に困ってるBさんの家庭のお米代を補填するシンプルな仕組み。

買い物をしてもらえると、日本のどこかで腹を空かせてる子どもたちのサポートに回る

ある種の、分かち合いを強制的に促す取り組みです。

当然、当社の利益は減ります。(現時点では一袋売れると1200円の赤字になります)なので、そこは物量でカバーするしかない。※米だけが売れるわけではないのでここまでの赤字にはなってません。

規模が大きくなればなるほど米の仕入れ価格も、諸々にかかる経費も抑えられるので(運搬費等の削減で)
黒字になる規模感にどれだけ早く出来るかどうか?という勝負なわけです。


子どもが食えない社会を容認しない

この投稿を読んでくれている皆さんには、子どもはいますか?
我が家にも4人おります。(ちょいと昔の写真ではありますが)

育ち盛りの子どもって、ものすごくお米を食べるでしょ?
親は自分が食べなくても、なんとでもなるのですが、子どもが腹を空かせているのだけは耐えがたい。

経済的に本当に苦しかった時、毎月月末に色んな人に頼っていたのを覚えています。

経済的な貧困から派生する子どもの空腹は、親に精神的大ダメージを与える。

ですが、日本社会の空気は(特にSNS上では)貧困家庭に優しくはない。

「ズルい」とか「自己責任」の様な辛辣な言葉を平気で投げかけます。

そんな事を口にする前に、無駄に腐らせてる食材分、使うことのなかったダイエット器具、衝動買いで家にある化粧品、結局は何も残らないスマホゲームの課金。他にもたくさんある無駄と思える余剰を工夫して減らし、子どもたちに分けてあげても良いじゃ無いですか?と素直に思うわけです。

何より、子どもにはなんの関係もない。どんな家庭で産まれようが、子どもには食べる権利がある。

それを運が悪いの一言で終わらせていいわけがない。裕福な環境で生まれた子どもと、貧困状態にある家庭に生まれた子に、栄養状態の差が出てしまう事を容認してはいけないと僕は思います。

米を守る

この取り組み、日本のお米を護ることにも繋がります。

先日、北海道の農家の友人から聞いた話

現在、欧米諸国ではおむすびブーム(たぶん一時とは思います)が起きているらしく、品質の良い国産米を、海外へ売り込もう…という話を業者から持ちかけられているとの事。

農業で米を生産している彼自身は、ものすごく違和感を覚えたんですね。

なぜ日本人が買えない状態なのに、海外に売るのか?

当然、業者や政府の責任だけではありません。

言わずと知れたお米は、日本人にとって不可欠な主食です。それを軽んじて海外の安価な小麦を大量に食べ続けた我々にも大いに責任があります。

販売価格が安すぎたり、品質を見栄えだけで判断して生産者に負担を与えた結果、作付けを放棄する農家も増えました。そこに円安の海外でのおむすびブーム。

主食を失うという事がどれだけ危険なことか?を、この機会に考え直す必要があると思うのです。

守る方法は至ってシンプル。

米を食べる事です。

我々はそこに分かち合いを足してみました。

どんな理由にせよ、分かち合いをベースに皆で助け合う時代だと思います。

GOODEARTH米ニティへのご参加をお待ちしております。 

(❤️をポチってね)

ひろのぶ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?