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『ペイフォワード』のこと

ペイフォワード(Pay it forward)とは、自分が誰かから受けた善意を、他の誰かに渡していく。その善意を次の誰かにつないでいくこと。

恩を返すのはその本人ではなく、他の誰かに(先に)善意を送る考え方。
もらった善意を「その先に払う」…「恩送り」ということですね。

「恩返し」は、優しさや助けを受けた時にその人に対してお返しをする関係です。しかしペイフォワード(恩送り)は、他の人に優しさや助けを送ることなので、善意の流れを地理や時間軸を越えて無限に広がっていく可能性があるので世界をより善くする可能性もあるから、ちょっとおもしろいと思います。

駅なんかで困ってそうな外国人観光客がいたら僕は声をかけたりします。昔、海外でよく道に迷ったりして現地のひとに親切にしてもらったので、境遇はわかるし、声をかけてもらえたら本当に嬉しかったから。とっても簡単だし、自分にできることだから。
不安な時に親切にしてもらえたりしたら、日本をもっと好きなってくれるでしょうし、僕なりの「ペイフォワード」で「個人外交」とも言えるw

そもそも「ペイフォワード」って言葉もあまり知られていない方もいます。
僕は、昔にやっていた映画をたまたま見たから。
この映画は2000年に「ペイ・フォワード(可能の王国)」<「Pay It Forward」>というタイトルで日本でも公開された。
学校の授業で「世界をより良くするには、何をしたらよいか?」という課題が出された11歳の少年が「自分が受けた善意や思いやりを、他の3人に送ること(ペイフォワード)で善意の輪が無限に広がっていく」というアイデアを発表した。そして、自分の周囲の人に対して、一見、彼の周囲は何も変わらなかったように見えたが、善意の輪が本人には見えないところで徐々に広がっていくというお話だった。

あっ、前に僕も企画したあほイベント。
みんなが好きであろう「からあげ」を僕が作り、気持ちと行動の連鎖を可視化する。

タイトルは『からあげ Pay it forward』。

会場で「からあげ」を作り、最初のお客さん5人に奢ります。
ポストイットにメッセージと僕の名前を書いて壁に貼る(5枚)→右の壁に。
来た人がそれを使って奢ってもらい御礼やメッセージを書き加える→左の壁に。次にその人が誰かにポストイット(500円)を買う。
そしてメッセージと自分の名前を書き右の壁に…という流れになる。

「からあげ」を媒体にして、その誰かの気持ち(からあげ)をうけ、それを返すという実験イベントでした。

そのやりとりが会場でおこなわれ、ポストイット越しでどんどんキャッチボールがなされていくのは見ていて、初めて会う人らが仲良くなれたしとてもハッピーな会になりました。終了後の壁のやり取りが素敵で面白かったです。

イベント終了後に、友達のバーへ行ったら僕の「からあげ」が運ばれていてからあげが、別のお客さんに配られていた・・・。

速攻で善意の輪が僕の知らないところで広がっていく…素敵なことになっていたという「オチ」でした。

まず自分でできること、助け合いの輪を広げることで、社会をより良くする可能性に満ちているこのペイフォワード。
小さなことならどこでも今すぐできます。
もし誰かから善意を受け取ったら、ぜひ他の人に善意を渡してみるのはどうですか?
これは『行動通貨』に通じています、それだけでも気持ちいいですよ。
さぁなんかわくわくするアクションしましょう、挨拶、御礼…席を譲るでもなんでも良いので。


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