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これから同棲をするカップルへ

 前回は「恋愛市場にマッチングアプリがもたらした現状」について書きました。残酷な現実ですが、その現実から目を背けるか、対策を練るかで大きく未来が変わると思います。

 今回は「これから同棲をするカップルへ」向けて書いていこうと思います。私自身は嫁としか同棲経験がありません。1年間の交際後1年間の同棲、そして結婚となりました。この経験から思ったことを書いていこうと思います。

同棲のメリット

 多くのカップルの同棲理由として一般的なものは「恋人ともっと同じ時間を共有したい」「結婚までの予行練習をしたい」といったものがあると思います。恋人同士の同棲とは結婚後の同棲とはまた違って「楽しい」という気持ちが一番大きいです。その中でもメリットをいくつか書いていきます。

恋人と常に一緒にいる

 同棲前は恐らく週に何回かしか会えなかったカップルも同棲後は常に同じ空間にいます。同棲初期はただこれだけで楽しいです。ベタですが自分の生活に誰かがいる、朝起きると隣にいる、家に帰ると挨拶をしてくれるという状態はとても安心できます。

共同作業が増える

 生活を共にするということは、共同作業が増えるということです。恋人と一緒に料理する、掃除する、テレビを見る、洗濯をする、買い物をするという普段は一人が当たり前だったことが、共同で行う事になります。一人の時は面倒だったり、後回しにしていた家事も恋人と一緒なら楽しみながらできます。また単純に作業が半分になります。

今まで見たことのない一面を見れる

 お互いが実家暮らしだった場合は、恋人の料理をしている姿や勉強をしている姿など見たことのない一面を見る事が出来ます。実は料理上手だったなどのギャップに惚れ直すかもしれません。

生活費が減る

 お互い一人暮らしだった場合は単純に支出が減ります。家賃が半分になるのはとても大きいですよね。光熱費や食費も多くの場合は減るはずです。そのお金を結婚資金に貯めたり、二人の旅行に使う事もできます。

二人だけの空間が作れる

 二人で家具を選んだり、食器を選んだり二人だけの空間を作ることが出来ます。ただデートをしていたり、相手の家に行っているだけでは経験できない空間となります。単純に選んでいるだけでも楽しいですよ。そのためどうしても同棲の初期費用は高くなりますね。

結婚後の生活を想像できる

 結婚したらこんな感じなんだという事を疑似体験できます。これまで見えていなかった相手の欠点や悪癖を見た上で、それでも一緒に過ごしていけるかの指標にもなります。逆に見えていなかった相手の良い所を見て結婚への決意がより高まるかもしれません。

同棲のデメリット

 もちろんデメリットもあります。対策可能なものばかりなので問題ないとは思いますが、お互いの今まで生きてきた生活のすり合わせは思いもよらない大喧嘩に発展する場合があるので注意が必要です。

恋人と常に一緒にいる

 メリットでもありデメリットでもあります。例えば1ルームの場合は単純に逃げ場が無いです。一人の時間は皆無です。一人の時間も必要な人は耐え切れない時が来るかもしれません。同棲経験の無い人は一人の時間の必要性について自分でも認識していない時があるので注意です。ただしこれは結婚しても同じです。これが克服できないとそもそも結婚できないと思います。

生活環境が変わる

 例えば男性側は掃除を週に1回しかしていなかったとします。女性側は毎日していたとします。このような生活の価値観を擦り合わせる必要があります。衛生面は人によっては耐え切れない場合があるので喧嘩になる場合が多いです。基本はより衛生面を意識している方に合わせる事が多いです。その分他を優遇してもらいましょう。これは食事、お金、防犯、交流関係など全ての価値観に言える事です。同棲時点である程度擦り合わせておくことで結婚後はスムーズに生活できるので是非クリアしておきたいところですね。

恋人の見たくない姿を見てしまう

 やはり同棲となると休日は24時間一緒にいる事になります。当然見たくない姿も見てしまう事になります。人間ですから排泄もしますし、ムダ毛も生えます。そのような生理的なものから、実は料理が下手すぎるとかお風呂に入らないとか生活面での悪い一面も見てしまうかもしれません。デートや旅行では隠せる事も同棲ではなかなか隠しきれるものではありません。逆言えば相手も見ているということです。お互い様な部分もあるので補い合っていきましょう。

マンネリする

 恋人に対してマンネリします。毎日会うと流石に飽きてしまいます。同じ人間ですからそう毎日新しい発見なんてありません。半年もすれば同棲に飽きてしまうと思います。同時に夜の営みも減ります。最初の頃は増えますが段々と減ってしまいます。これもマンネリの一種です。

別れにくくなる

 一度同棲してしまうとなんとなく別れにくくなります。家具を買い揃えたり、お金を割って生活しているという金銭面での理由もありますが、多くの場合は生活を変えるのがしんどいからです。想像以上に生活環境を変える事はストレスです。同棲開始時点はラブラブモードなので乗り越えていけますが、別れるというただでさえ気持ちが沈む状態で更に環境も変わるというのはかなりきついものがあります。また生活を共にするというのは普通に交際している以上に情がわきやすいです。そのせいで決定的な何かを待っているカップルもいるくらいです。

細かな注意点

 メリット、デメリット以外にも細かな注意点がいくつかあります。

ルールの作りの徹底

 今まで異なる生活をしてきた人が一緒に生活するのです。当然生活の差異がたくさん出てくると思います。同棲初期はラブラブなのでそこは愛の力や思いやりでカバーすることが可能ですが、マンネリ期に突入するとそうはいかなくなります。そこで予めルールを徹底して作っておくことをオススメします。家事や支払いの役割分担、家事のやり方、門限など思いつく限り作ります。むしろラブラブなうちに作っておく事をおすすめします。

寝具について

 生活するうえで必ず出てくるのが睡眠です。しかしその睡眠と言うのが意外と馬鹿にできないストレスになるのです。片方のいびきや寝相がひどいと、もう片方の睡眠の質は低下します。やっかいなのは寝てる間の事なので本人には悪気も自覚もありません。そのため注意する事すらできないのです。恐らく同棲前にも何度か一緒に寝た事はあると思います。そこで少しでも気になるようでしたら対策する必要があります。特にベッドやマットレスなど値段が高い買い物はなるべく買い直しはしたくないですからね。

同棲期間について

 周知の事実ですが同棲期間を定めておくことも重要です。同棲当初は同棲自体が目的であることが多いですが、同棲すると今度は結婚が目的となります。しかし同棲してしまうとなかなかきっかけができずにずるずると同棲を続けてしまうカップルが多いです。そこで予め同棲期間を設定しておくのです。私の場合は1年間と元々決めてました。若い人はアパートの更新などから2年間とかでもいいかもしれませんね。

終わりに

 今回は「これから同棲をするカップルへ」向けて書きました。色々書きましたが私個人としては同棲後に結婚まですんなり進んだせいか、メリットの方が大きかったと思います。結婚前に必ずしもする必要はありませんが、個人的には1年くらいしておいた方が後々楽だとは思います。
 
 今回もお読みいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


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