中高生の恋愛について伝えたいこと

 前回は「恋愛において小手先のテクニックは不要」だという事について書きました。小手先のテクニックを磨くことは全くの無駄だとは思いません。ただやはり効率を考えると使用する機会がとても限定的だと感じます。そのような非効率な事をするよりも、正攻法でアプローチをかける方が効率的です。

 今回は「中高生の恋愛について伝えたいこと」について書こうと思います。中高生とは恋愛に目覚めたばかりの状態です。そしてまだ大人になっていないので、いかに自分が恵まれた状態にいるのか分かっていません。私自身が今振り返って、あの頃知っていれば・・・という内容を書いていきたいと思います。
 
 ちなみに大学生の恋愛、20代全までの恋愛、20代後半の恋愛と今後書いていこうと思っています。私自身が20代までしか恋愛をしていないので30代以降は申し訳ありませんが除外しています。

中高生の恋愛の特権

 中高生の恋愛の特徴として最も大きい事が学生という事です。どれだけお金持ちだろうが、どれだけ心の清らかな聖人だろうが、どれだけ権力を持っていようが、学生時代の同級生との恋愛は二度と経験することが出来ません。取り返しがつかないのです。
 
 そのため大人達の学生時代の恋愛への憧れや後悔の気持ちは強く、多くの恋愛ドラマや漫画などでも基本的な舞台として学校が採用されています。大学生ではなく中高生である事がポイントであり、放課後制服デートや学校行事、授業中のやり取りなど青春の代名詞になっています。
 
 現在、中高生の読者様はまず初めにこの事を自覚するべきです。もう今後二度と経験できない事、そして今しかできない特権だと考えると、中高生なのに勇気が出ないというただそれだけの理由でアクションを起こさない事がどれだけもったいない事か分かると思います。中高生の方は今一度この事実に目を向けるべきです。ここで気持ちはあるのに何も行動を起こさないと一生後悔することになります。

学校生活と言う貴重さ

 学校生活にクラスという物が存在するのは中高生までです。大学生になると無くなるので中高生の特権です。大人になってから気が付くことですが、恋愛においてこのクラスというシステムは今後あり得ないくらい有利なシステムです。なぜならクラスとは何も努力をせずに異性と10人以上出会い、行動を共にすることが出来るからです。更に毎日の授業や休み時間に加えて文化祭、体育祭、旅行など大きなイベントでいくらでも異性にアピールする事が可能です。
 
 これは大人になってからやろうとすると、毎日合コンや街コンを8時間やっているようなものです。イベントも多くあるのでむしろそれ以上ですね。さらに1年間それが続きます。合コン等とは異なり1年と言う時間も与えられているので、見た目だけでなく内面での評価も比較的されやすいです。そしてこのチャンスが例えば中学1年生から考えれば6年間続きます。こんなチャンスは人生において二度と訪れません。私も当時この事を知っていたらと思うと辛くなります・・・。

恋愛経験にバラつきがある

 中高生の特に中学生に言える事ですが、恋愛に目覚めている人と目覚めていない人が同時に存在しています。目覚めていないとは、まだ異性に対して交際したいと心の底から思えない人の事です。このバラつきは単純にライバルの少なさを意味しています。この人生の恋愛における初動の差が今後の恋愛経験の豊かさに繋がっていくと思います。
 
 一方で目覚めていないものは仕方のない事です。実際に私自身も明確に恋人が欲しいと思ったのは高校3年生くらいだったと思います。つまり中学生で目覚めていた人から3年遅れの恋愛スタートです。この3年の差は大変でしたがそれでもなんとか結婚まで進むことが出来ています。と言ってもこの記事を読んでいるという事は目覚めてはいると思うので、可能な限り早めにアクションを起こす事をオススメします。

ライバルが少ない

 前述した通り目覚めの差によりライバルは少ないですが、更に大人に比べて中高生は圧倒的に世界が狭いです。学校、部活、塾、バイトと恐らくこの範囲くらいでしか他人を関わらないのではないでしょうか。今はSNSが発達していますから、私の頃よりは広い世界かもしれませんが。
 
 世界が狭いという事は、所属するコミュニティの数が少ないという事です。それはつまり関わる人間が少ないという事です。必然的にライバルは少なくなります。例えば学校、部活、塾、バイトの4個のコミュニティで相手にとって最強の人間になれれば交際できます。大人になると、このコミュニティが10個や20個になっていきます。そしてその中で最強にならなければならないのです。いかに中高生の恋愛が有利かお分かり頂けるかと思います。

恋愛における判断基準が明確

 年齢を重ねるにつれて、ただ好きなだけでは交際できなくなります。社会的なステータス、経済状況、実家との関わり方など結婚を意識してしまうために生まれる本来不要な概念が生じてしまうからです。
 
 しかし中高生にはこのような概念は通常気にしない事が多いです。つまり無駄な概念を取り払った単純明快な判断基準のみで恋愛する事が可能です。単純明快な判断基準とは、かっこいい、かわいい、優しい、面白い、頭が良い、運動が出来る等のその人が元々持っている本来の能力だけで選別されます。逆に言えばお金の力で解決するような事は出来ません。これが良いか悪いかはその人によって異なるとは思います。ただし私としてはそのような副次的な価値観で選別されるよりも、本来の自分の能力だけで恋愛していた頃が一番楽しかったと思います。

失敗する期間として認識する

 中高生と言うのは誰もが恋愛初心者です。そのためみんな様々な失敗をします。しかしそれで良いのです。ゲームやスポーツ、勉強と同様に失敗して学ぶのです。そしてまだ失敗が許されるのが中高生です。特に恋愛に関しては、思春期の暴走も相まって失敗しやすいです。しかし誰もが失敗するので失敗してもあまり目立つことはありません。
 
 逆にここで失敗しておかないと大人になってから苦労します。大人になると失敗は許されないからです。そして大人になると失敗は恥ずかしいものです。時にはストーカーとして罪に問われる場合すらあります。そのため中高生の間にたくさん失敗して学んでいくのです。たまに失敗の前借なんて言う人もいますが、まさにその通りです。将来失敗しないために、今失敗しておくのです。
 
 私個人としては何度も失敗しています。しかし30も過ぎた今となっては笑い話です。当時は失敗した絶望感から学校に行きたくなくなった時もありましたが、今となっては失敗した相手とだって笑いながらそのことを話せます。世界が狭い当時は世界の終りのように感じますが、世界が広がった今となってはその程度の事です。

終わりに

 今回は「中高生の恋愛について伝えたいこと」について書きました。繰り返しにはなりますが、中高生の生活とはどれだけ望んでも二度と訪れる事のない生活環境です。恋愛においても人生で最も簡単な時期となります。もちろん勉強やスポーツ、趣味においても一番学びがある時期です。そのことを自覚して、どんどん失敗しながら成長して欲しいと思います。いかなるものも中高生で得た力のアドバンテージは今後の人生で他の人に大きくリードできます。是非頑張って頂きたいです。
 
今回もお読みいただきありがとうございます。次回よろしくおねがいします。


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