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資産運用開始まで8のステップ

前回記事は私の資産運用開始のきっかけと現在の状況を報告しました。
読んでくれた方はありがとうございました。まだ読んでいない方は下記よりお願いします。

 今回はもう一歩踏み込み実際に資産運用を開始するまでの流れを書いていこうと思います。一般的に言われていることと実際私が行ったことを両方記載しますので、お好みで選んで頂ければと思います。 

資産運用の準備(STEP1~4)

ステップ1 資産状況の把握

 一般的に最初に行うべきは自分の資産を把握するという事です。ここでの資産とは現金や貯金だけでなく、保険や不動産、自動車なども含みます。資産を把握することにより、資産の割合(ポートフォリオ)を作成することができます。ポートフォリオとはそのうち出てくるワードですが簡単に言えば、自分の資産のうち20%が日本円、10%が保険、50%不動産等、Twitterなどでよく公開されている資産の円グラフです。
 
 これには私も賛成です。ただしあくまでざっくりで良いと思います。将来売る気が無い場合は不動産や自動車等は考慮しなくても良いんじゃないかなと思います。

ステップ2 収入支出の把握

 次に行うべきは収入と支出の把握です。これをすることにより次のステップでの支出の最適化を行う事ができます。収入と支出の把握と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば家計簿を作るイメージです。
 
 これは大変な作業ですが、ざっくりで良いので絶対にやった方が良いです。私の支出の場合は食費3万、光熱費4万、住宅ローン10万・・・・等と1万円単位で月計算しています。特にスマホ代やサブスク代等の固定費は忘れずに洗い出すことをおすすめします。これによって次のステップで削るべき支出が明確になります。

ステップ3 支出の最適化

 ステップ2で支出を洗い出せた方は、ここから支出の見直しを行います。収入は多くの方は会社員で給与という形である程度決まった額を貰う為、最適化しにくいのです。

 支出の見直しで最初に行うべきものは固定費です。必ずかかるお金を減らす事で月々の支出は確実に減り、長い目で見ると大きな差になります。手軽に行えるのはネットフリックス等のサブスク関連やスマホの月額サービス等です。解約自体はスマホひとつでできるので簡単に固定費を削減することができます。これをきっかけに大規模に変更する人もいます。家賃を見直して引っ越しや、車を軽自動車にする、エアコンを省エネに変える等です。

 私の場合は新居購入時に家電設備の見直しと電気会社、インターネット回線等の設備関係の見直しをまとめて行いました。それ以前にも結婚した時に保険料の見直しも行っております。また最近ではスマホを格安SIMへ変更しました。一方で車は好きなので未だにハイブリット車ですらありません(笑)
 
 ひとつひとつは大きな金額にはなりにくいですが、まとめると人によっては月数万円程度支出が減少する場合もあります。私の場合は月に1.5~2万円くらいでした。また固定費の最適化は一度行えばもう手間がかからないのもメリットです。

 最初は大変ですが、月に2万円、年間で24万円、10年で240万円と考えるとなかなか大きい金額です。是非見直しを行ってみてください。割とここで満足してしまうくらいには使えるお金が増えます(笑)
 

ステップ4 生活防衛資金の確保

 資産運用は必ずしも増えるだけではありません。減ることも当然あります。また私たちもいつ病気や事故などが原因で働けなくなる時があるかもしれません。そこで必要なのがこの生活防衛資金です。いざという時のために取っておく現金による貯金のことです。

 資産運用で運用している資産は一般的には一瞬で換金できるものではありません。最低でも2.3日はかかってしまいます。そこでいつでも使えるお金として準備しておく必要がでてきます。またその金額は一般的には半年から1年分の生活費と言われています。月に20万円使う人は120万円~240万円あれば良い計算ですね。
 
 私の場合ですが、正直なところ生活防衛資金は準備しておりません(笑)
一応常に30万円くらいは準備していますが、これは精々2か月くらいの生活費です。なぜ準備していないかと聞かれると単純に金が無いからです。そして溜まるのを待っているといつ資産運用が始められるか分かったもんじゃないと思ったからです。また資産のマイナスについては、そもそも最初は大した額は投資できないので多少減った所で大したダメージは無いと思いました。事故や病気も現状まだ若いと思っていますのでリスクも少ないのかなと判断しました。そして我が家は共働き正社員の夫婦二人家族で子供もいないため最悪二人ならなんとか暮らしていけると思いました。

 個人的な目安としてまず学生は必要ないと思います。未婚の20代は1か月分くらいで良いんじゃないかなと思います。逆にこれから結婚する人や、小さなお子さんがいらっしゃる人は余分にあった方がいいと思います。ステップ4は個人差が出やすいポイントです。自分の守るべきものや許容できるリスクを考慮して決定してください。

資産運用のスタートラインへ(STEP5~8)

ステップ5 資産運用の種類を決める

 資産運用と聞いて多くの人がイメージするのは株式投資ではないでしょうか。実は資産運用と言ってもその種類は大量にあります。それぞれの特徴から自分に合ったものをいくつかチョイスしていきます。ここでは全て書ききれないので名前とわずかな紹介のみとさせて頂きます。各資産運用の概要については改めて記事にしようと思います。
 
・投資信託 (複数の投資家から集めた資金でプロが運用してくれる商品)
・個人年金 (国とは別の個人で積み立てる年金)
・ETF (上場している投資信託のみを扱う投資信託の一種)
・株式投資 (各企業の株式を自分で運用して利益を得る)
・ロボアドバイザー(商品の選定や手法など全自動で行うサービス)
・REIT(投資家から集めた資金で不動産を購入し、家賃収入等を分配する)
・保険(資金は直接増えないが、けがや病気に備えながら節税を行える)
・債券(国や自治体にお金を貸すイメージの投資)
・外貨預金(資産を円以外の通貨にして貯金する、ドル建等)
・仮想通貨(ネット上でやりとり可能な通貨を取引する、ビットコイン等)
・先物取引(あらかじめ決済の約束をしておく取引)
・FX(各通貨の金利差を利用した両替による利益を狙う取引)
 
 誰でも簡単にできる資産運用方法を挙げました。この中でひとつでも良ければいくつか組み合わせて行っても良いです。多くの人は恐らく次のSTEPで解説するつみたてNISAやiDecoがある投資信託か個人年金から手を出すと思います。
 
私が資産運用を始めた時は既に保険には入っていましたので、つみたてNISAによる投資信託から始めました。その後iDeCoを利用した個人年金を開始し、両方を定められた金額を満額投資可能になってから次を考えました。追加の投資信託、ETF、株式投資、仮想通貨、FXと色々試しながら今に至ります。

ステップ6 資産運用のお得な制度を知る

 資産運用において国が定めるお得な制度があります。それがNISAとiDecoです。最近ではテレビやyoutubeで度々紹介されるのでご存じの方も多いと思います。ここでも現段階では簡単に分かっていれば良いと思うので簡単に解説します。

 NISAは簡単に言えば株や投信の売買に対する税金が免除されるシステムです。一般NISAと積立NISAの2種類あります。一般NISAでは年120万円を上限に5年間利用できるシステムです。積立NISAは年40万円を上限に20年間利用できるシステムです。ただし最近になってシステムの変更が行われる事となり、現在二転三転している状況です。

 iDeCoは個人年金となり、こちらは掛け金が全額所得控除されます。年末調整で記入する保険等と同じ扱いですね。こちらは年金であるため60歳まで引き出すことが出来ないデメリットがあります。両者に共通することですが、国の制度であるため将来改悪する可能性があります。

STEP7 自分に合った証券会社を決める

 自分がやりたい資産運用をいくつか決めたら、次は証券会社を決めます。証券会社とは厳密には違いますが、簡単に言えば資産運用の商品が売っている場所みたいなものです。イメージとしてはAmazonとか楽天市場みたいなもんです。ここで大切なことは自分がやりたい資産運用がその証券会社で可能かどうか確認しなければなりません。これもネットショッピングで例えると、Amazonには売っているけど楽天では売ってないみたいなことがあります。

 ちなみに投資信託等は銀行でも購入することが出来ます。ただし投資信託等の購入には手数料がかかります。これが銀行の場合は比較的高いです。そのため通常はネット証券を選択する事が多いです。現在人気なのがSBI証券か楽天証券でしょう。
 
 私の場合はSBI証券を選択しました。当時は個人的になんとなく楽天が嫌いという理由だけで選びました。特に理由も無ければどちらを選んでも問題ないと思います。もしくは次のSTEPに記載しますが、各証券会社の特典から決めても良いと思います。私もSBI証券で始めた1年後に楽天経済圏の魅力に屈して結局楽天証券も登録しました(笑)

STEP8 証券会社独自の特典と知る。

 前述した通り人気の証券会社2社では特典面で大きく違いがあります。この特典で最終的にどちらを選ぶか選択しても良いかもしれません。特典は多種多様すぎて全部取り上げる事が難しいので、一番大きなポイント付与についてのみ記載します。

 SBI証券ではVポイント、dポイント、Tポイント、ポンタポイントが貯まります。一方楽天証券では楽天ポイントが貯まります。楽天証券ではSPUの条件にもなっているので楽天経済圏の方にはおすすめです。このように利用している経済圏から証券会社を選ぶのもひとつの手ですね。
 
私の場合はSBI証券でVポイントを貯めています。楽天経済圏でもあるのですが、制度改悪によって楽天証券はやめてしまいました。

資産運用開始

 この全8STEPでようやく資産運用のスタートラインに立ちました。この後は個人個人が好きな種類の好きな銘柄を決めて資産運用スタートです。

 次回の資産運用では参考までに私個人としての現在のお金の使い方、節税方法、所持銘柄等をまとめてみようと思います。今回記事で証券会社までは決めたけど何を買って良いか分からないって方は参考になるかと思います。

 今回も長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。


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