見出し画像

息子と母の苦悩

先生との面談に行ってきました。
朝は遅いし、帰りは早い、成績も、部活も、交友関係も息子の口からはあまり聞こえてこず、パッとしない印象なのです。
この面談で何かつかめるかもしれない。
息子の高校生活はいったいどんなことになっているの?

まず、先生から。
 学校のことを家で話していますか?
イイエ。ほとんど。
 朝いつもギリギリに登校している。
 そのため、朝自習がまったく出来ていない。
なるほど。
 また、病欠が多くて気になっているとのこと。
私もです。
 部活は辞めそうだったけれど、友達に声をかけてもらってなんとか復活したらしいとのこと。
なるほど。
 そして大事なレポートの提出があやしい。とのこと。
 家でやっていますか?
私が見たことはありません。
本人はやっている、と言っています。
 何より、友達関係が築けているのか心配しているとのこと。
私もです。
 とにかく大人しい。
ほへー。

病欠については娘の不登校もあるので、私も非常に気になっていて、
先生にもそう伝えると、あぁ、やっぱりねみたいな、合点がいったというような様子で、その影響もあるかもしれませんね。
とのこと。
そうなのか。。。
実際、最近本当に具合が悪かったことはありました。
熱も出しやすいのです。
しかし、それに便乗してそんなに大したことないのに休んだ日があったのでは?という疑いはありました。
コロナですぐ出停になるってのも息子のサボり心をくすぐっていそうです。

息子は陰キャ。私はダメ母認定されたような気がします(被害妄想)


そのことを、ため息混じりに母にこぼすと
母は顔を曇らせて
「どうしてそんな問題児になっちゃったんだろう」
と言いました。

どうしてかはわからないけど・・・・

うん。
私が言って欲しかったのはその言葉じゃないなってことはわかりました。
私は息子のおばあちゃんなら、きっと
「先生はまだ息子の事を良く知らない、あんなにいい子なんだから大丈夫だよ」って言って欲しかったんです。

私の育児は間違ってないって、言ってほしかったのかな。

相変わらず承認欲求が強すぎてつらいです。
(いつもは親(私の事です)はこんななのに、孫は素晴らしいってほめほめ
BBAなんですけどね)

でも、私は息子に言ってあげようと思います。
大丈夫だよ。息子は強くかしこくやさしい。
ちゃんと幸せになる道を自分で探し出せるはず。

困ったときはいつだって全力でサポートする。
頑張れないときも、頑張りたい時も、いつでも助けになる。

だって大好きだから!

うざっ
おもっ
きもっ

と息子の声が聞こえてきそう。


なあんて茶番はともかく、先生はどうも息子がどんどん緩い方へ楽な方へテキトーに流されて行ってるのを感じているようです。
 はい、私もです。
 いつもどんなことにも楽しみを見出すように指導してきたつもりなのにな ぁ。
「そういう子を何人も見てきた」
 先生はとりあえずまだ様子見らしく、本領は発揮していない(オレの授業ではこうはいかない、ですと )今後に期待です。

息子の勝手な判断でホームルームに間に合えば怒られもしないので、大丈夫と思ったのでしょうが、今回それではやっぱりダメだったとわかったのでしょう。早く行くと約束しました。

約束を守ってくれるでしょうか。


はああ。
またもや落ち込む私。

ダメダメじゃん。という声が聞こえてきます。
親が甘々だからだろ、ありえない、覚悟が足りない。
それじゃあかえって子供がかわいそうだ。
社会に出たらもっと厳しい現実をつきつけられるのに、
今教えないでどうするんだ。だからろくな大人になれないんだ。
だから日本がどんどんダメになっていくんだ。

たぶん、先生もそう思っているに違いない。

うちのペリーはいつも本当にけちょんけちょんにぼっこぼこにしてくれます。


すかさず夫に愚痴ります。

私 朝ギリギリらしい。
夫 ギリギリだけど自分で起きてなんとか行ってる。(親が起こすか、自分で             起きるか話し合いの結果です)体質もあるよね。
私 大人しくて友達いるのか心配された。
夫 陰キャw(笑ってる場合か!)
私 部活云々。
夫 これからでしょう。
私 レポート云々。
夫 自分でなんとかするだろう。

まあね。まあね。
ダメでもしょうがないけどね。
まあね。何を心配しているのかといえば
学校がぱっとしなくて、勉強も部活も身が入らず
進学とか就職とかどうなってしまうのかとか
社会からドロップアウトしてしまうのではとか。

旦那に言わせると、ドロップアウトすればいいじゃん。
ということです。
その時は私たちは、ドロップアウトした息子の親をやればいい。
その時に、何か対策を講じればいい。

でもよぉ。
何かさ・・・こーゆー親だからドロップアウトしたって思わない?
何か今できることがあるんじゃ?

もうこれ、不登校の親になってから堂々巡りのやつ。
私がダメ親認定されるのが嫌なだけでしょう。
立派な子供に自分の人生を救ってもらうっていう思考なんとかならないの?!

先生はまだ全員きっちり把握できているわけではない。
まあ、大丈夫でしょう。ダメならダメでもいいでしょう。
というのが夫の意見です。

ダメじゃダメだ。と教育されてきたので、ダメだダメだと思ってしまいます。
しかしそれは苦しい。
かくいうペリー(ペリーって外からやってきてあーでもないこーでもないって言う人。ここでは身内です)だって、幸せそうに見えない。生きにくそうだもん。

こうでなければ。
こうすべき。
こうあるべき。
ってのが多すぎる。

私は実家から離れて本当に息がしやすくなりました。

だからこのままでいいって思いたい。
でもね、ペリーはダメだって言うんです。
努力が足りないって。1番じゃなきゃダメだって。
1番を目指して全力でやれって。
自分の精一杯でやれって。
そうだと思います。

ただ、これ私の精一杯だよ?

でもぺりーから見たら、ちゃんちゃらおかしい。
まじめにやれ。
もっと高みを目指せと。
もっと上には私の知らない素晴らしい世界があるんだと。

そうなのかもしれない。
実際学校だってトップ校に行けば、みんな自立心が旺盛で自主的に意欲的に何事にも取り組んでいる子が多いのは事実です。
いい環境なんだろうと思います。

でも私は思うんです。
誰がなんと言おうと。
あなたの知らない、人を思いやり尊重し合い、助け合う、
あなたが想像もできないような、やさしい世界がこの世にはあるんだって。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?