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2021年 元日の朝ごはん ふたりのおせち

あけましておめでとうございます
どうぞ本年もよろしくお願いいたします

当然のことだけれど、昨夜、ああ2020年が終わるなぁ、なんだか早かったなぁ、、、なんてしみじみ思ったのに、数時間後には新年。
いつもと変わらない「寝て起きて」なのですが、この気分の差はなんだろう。
毎年のことだけれど、大晦日からお正月へのこの移り変わり。
カレンダーを1枚めくるのではなくて、新しく掛け替えるという、全く違うものを始める感覚になる「夜から朝」は大きいです。

季節の行事、イベントや、大小さまざまな記念日など、関係ないと言ってしまえば、本当にそれまでになってしまう日々のあれこれですが、そういうものを変わらない毎日に取り入れていくのは好きだし、楽しめたらいいなと思っています。
だから、お正月も大切な一大イベント!
なんていうと、軽々しいかな?

今年は帰省しないで、夫とふたりでのんびりと東京で迎えるお正月。
大人2人で楽しむための「元日の朝ごはん」のテーブルです。

小さめの陶器の三段重には、筑前煮、ローストビーフ、いくら、海老の芝煮、明宝ハム、昆布巻き、胡桃入りの田作り、伊達巻きを入れました。
大晦日のお買い物で最後の最後までかまぼこを買うかどうか迷い、、、
ちょっと欲しそうだった夫でしたが、いやいや、今年はお歳暮で届いたハムがたくさんまだあるから買うのはやめよう、と。
紅白のかまぼこ、彩りとしては優秀だけれど諦めて正解。入れるところがなかったですね。

我妻珠美さんの可愛い土鍋には、黒い方にはとちおとめ、赤い方には黒豆を入れました。
どちらも「赤と黒」のコントラストがお正月らしい雰囲気。

じゃあ、他のものも「赤と黒」にしてみよう、ということで、漆器を用意して、雑煮とぶりの照り焼きを盛りました。

今年の雑煮は「お醤油ベースのお出汁に餅菜とかつおぶし」という、実家スタイルではないものにしました。
おすましのようなお出汁に、焼いたお餅、梅に抜いた人参と大根、そして三つ葉を添えたもの。
これは、、、関東風なの?なんだろう?
この、くるりと結んだ三つ葉をやってみたかっただけなのですが、美味しいお出汁でいただく雑煮、新鮮で良かったです。

そして、ブリの照り焼き。
これ、今年のおせちの目玉料理だったかも!と自分で言いたくなるくらいの出来栄えでした。

くり抜いた柚子の中に紅白なます。
レシピのお酢の分量の一部を柚子の果汁に変え、さらにサッと茹でた柚子の皮も和えた一品。程よい酸味ととてもいい香りが自慢です。

ローストビーフはいつものレシピで作る飛騨牛のもの。明宝ハムも岐阜の名産品。

海老の芝煮は、身が固くならないように手早くサッと煮たら、煮汁からあげて布巾をかけて休ませつつ、煮汁を急いで冷ましてから、あらためて海老を漬け込んで味を含ませたもの。
時間との勝負!と思いながらサクサク作業をしたら、本当に柔らかく仕上がって満足です。

陶器の片口には、栗きんとん。
あまりゆるくなりすぎない方が好みなので、紅あずまを“ぽってり”というかんじで練り上げてから、栗を入れました。
残ったら「栗きんとんトースト」にしよう、と思ったんだけれど、たぶん食べ切れちゃう予感です。

お酒とワインも用意して。

今年もよろしくね、とお互いに挨拶しながら、ゆっくりと食べました。

お重に詰めておせちをいただくのは元旦のお楽しみなので、明日からはそれぞれのお皿に盛り付けて、銘々でいただく予定。

楽しい食事で幕を開けた2021年
今年もどうぞよろしくお願いいたします!

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