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夫、バターロールが焼きたい!の巻

年末年始の予定をアレコレと立てている中で、夫が突然に「休みの間にバターロールを焼いてみたい」と言い出しまして…

え?なんで?
今まで、私が家であれこれ焼いたりしていても、そんなこと言ったことなかったじゃん?って思ったら、どうやらコチラの本を読んだようです。

スープ作家の有賀薫さんがnote『2019年、語りたいレシピ本6冊』の中で紹介されていた、坂口恭平さんの本です。

この本の中で坂口さんがバターロールを焼いていらっしゃるのですが、それを読んで自分も焼いてみたくなったとのこと。

夫は、学生時代からの一人暮らしも長くて、なんなら結婚当初は私よりも炊事能力は抜群に高く、今でこそ、やりつけている分、私の方が手早かったりしますが、元来の几帳面さから仕事は丁寧。みじん切りとか千切りとかは、私とは比べものにならないほどの美しさ。
そして、週末は仕事で家にいないことがほとんどの私のために、あれこれご飯を作って待っててくれる「料理の出来る男」です。

でも、パンは焼いたことがない、と。
やってみたい!と。

お、おう… いいよ。
姪っ子たち(5歳、4歳)も帰ってくるから、タイミングが合えば、キッチン借りて焼こうよ♪という話になっていました。

で、今日。

名古屋に出かける予定だったのを、よく降る雨に阻まれて断念。← 私たち
姪っ子たちは、両親とばあばと一緒に『アナ雪2』を観に行くということで、あら、タイミング、出来ちゃった?ということで、パン焼き決行です!

以前、私が教えてパン焼きにハマった経験のある母の道具を取り出してきてら軽量からスタート。強力粉もイーストも揃ってました。

身内にはついついスパルタになってしまう私ですが、わちゃわちゃ言いながら、手ごね開始。

Instagramのストーリーズに動画上げながら、アレコレと。
最初はポロポロしていた生地も次第にまとまってきます。

楽しいんだそうな。

でも、確かにつるんとまとまり、ふわっと柔らかさが出てくる生地は気持ちいい!
表面を乱さないように、優しく、でもしっかりと鍛えていくのは楽しい。
感触も変わっていって、出来てる感覚が直接手に伝わるのはなかなかいいものですよね。

一次発酵、ベンチタイム…と進み、分割から成形は写真撮ってる余裕はあまりなく、一気にすすめました。

↓ 分割した生地を伸ばしているところ。なかなか思うように伸びてくれない。生地が元に戻ろうとする力と闘う夫。

180gの粉でこねた生地は8個に分割したのですが、そのうち2個を私がお手本でバターロールの形に成形。
手早くすすめていかないと、最初に成形したものと最後のものと、二次発酵の時間に差が出来すぎちゃうので、頑張ります!

オーブンの予熱完了時間と合わせて、二次発酵が終わった生地に、溶き卵を塗るのですが、ハケが見つからず、仕方なく指先で軽く滑らせるように塗りました。
ハケがあれば、もう少ししっかりと隙間なく全体に塗れて、焼き上がりももっとムラなく綺麗だったはずなのよねー。

あれ?なんで?いや、もっとこう??
なんて悩みながらも、初めてにしては、なかなか上出来だと思います!
(身内の評価に甘い??)

パンは焼き立てではなく、冷め立て(焼き上がったパンの中が落ち着いたところ)が1番美味しいんだよ!と、かつてパン焼きを教えてくれた先生の言葉通りに、焼き立てアッツアツじゃなくて、ちゃんと手でもてるくらいに冷めたところで、一緒に留守番していた父も誘って午後のおやつタイム☕️

スーパーに並ぶ袋入りのテーブルロールとは全く違う、ギュッと詰まった、ちゃんと「ロール」感があって、甘味のあるバターロールに焼き上がっていました!

よほど嬉しかったらしい。。。
フレームインしてきたよ。。。

日頃、パソコンに向かって仕事をしている夫。
自分の指先で何かを感じながらモノを作ると言うことがとても新鮮だったよう!
材料がいろんな工程を経て、形を変えて、美味しいものになっていく。
すごく楽しかったそうです。

また一緒に焼けたらいいな。

いつか、私が仕事から帰ってきたら、焼き立てパンが家で待ってる!という日が来る、、、かもしれない。



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