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ヤングコーンのまるごとおしゃれ蒸し焼き【作り方】

とうもろこしの季節ですね。
ええ、大好きです!

とうもろこしが出回る、ということは、同時に皮付きのヤングコーンも見かけるようになるということ。と、いうか、ヤングコーンの方が先に店頭に並び始めるんですよねえ。

でも、このヤングコーンが「とうもろこしの実が育つ前に収穫されたもの。1株に実が付き過ぎて栄養が分散しないように摘果された若いとうもろこし」だということを、かなり大人になってから知りました。
それまでヤングコーンとは「そういう」とうもろこしだと思ってた。

今年も八百屋さんで見つけたので買いました。

ぐるぐると皮が巻いていたので少し外し、汚れていたヒゲも適当にカットしちゃいました。8本あります。

これ全部むいてしまって、そのまま茹でたり、焼いたり、蒸したりと、どんな風にしても柔らかでコリコリとした食感とほんのりした甘さが楽しめて、美味しく食べられますが、今回は皮付きのままで蒸し焼きにします。
さやごと真っ黒に焼いて食べるそら豆のヤングコーンバージョンみたいな感じかな。

綺麗に揃えてサッと水に潜らせたヤングコーンを魚焼きグリルに並べ、焼きます。

うちのIHの魚焼きグリルだと、この程度くらいまで焼きます。
もっと皮がバリバリ真っ黒になってもいいのだけど、まあ、このくらいで十分に火も通っています。

なので、このまま皮を外して、お醤油とかお塩、マヨネーズなんかでも美味しく食べられますよねー。
でも今回は、これを触れるくらいまで覚ましたら、ぐるりと包まれている皮の一部を指でつまんで取り除き、二度焼きしますよ。

ぐるんと巻いている皮を一枚ずつ剥がすのではなくて、ある部分だけ、中が見えるようにしちゃう。皮を割いて剥がしているような感じになります。
皮の中で実と一緒に蒸されてやわやわになったヒゲもそのままそっと残します。

あらためてグリルの網に乗せてもいいのですが、ここにチーズを削りおろす際にロスが多く出ちゃうのが嫌なので、バットに並べてから、パルミジャーノ・レッジャーノをふわっと削りました。

この状態で、魚焼きグリルヘ入れて焼きます。
チーズとヒゲが焼けて、香ばしい匂いがしてきたら食べごろです。

場合によっては、最後にバーナーで軽く炙るというのもオススメ!
お皿に盛り付ける時に、お醤油をほんの一滴、本当に「ちろり」とすこーしだけ垂らして香りをつけておくのも素敵です。
バーッとかけちゃうと「コーンの醤油焼き」になってお祭りの屋台っぽくなっちゃうので注意。発酵食品のチーズとお醤油の組み合わせ。ふわっと、香りを足すイメージです。

8本あったのに、盛り付けたら7本になりました。載せきれなかったんじゃなくて、味見で食べちゃったからです。誘惑に負けた。

コリコリ食感のコーン、いわゆる“とうもろこし”よりも淡い香りと甘みと水分。
ヒゲはパリパリのところもしっとりシャクシャクなところもあって楽しいです。

ちょっとひと手間かけると、これはこれで立派な一品になりますよね。
良いおつまみだな♪ ワインだワイン!

とうもろこし、育つとあんなに固い芯があって、包丁でも力を入れないと切れないのに、ヤングな時は丸ごと食べられちゃうなんてねー。
若い時と成長した時で、こんなに明らかに可食部に差が出来るものって、他に何があるかな?
あるか?あるのかな?
とりあえず今パッとは思いつかないです。

全然話が変わりますが、とうもろこしの芯といえば「とうもろこしごはん」を炊く時に出汁が出るからと実を外したあとの芯も一緒に入れて炊きますよね。
ということは、このヤングコーンも皮を剥いてぶつ切り?輪切りみたいにしてコロコロいれて炊いたら美味しいのかな?
それこそ「実も芯もまるごと全部」入ってて食べちゃえる炊き込みご飯になるわけだものね。

それも試してみたいな。

また皮付きヤングコーンを見かけたら買って来なくちゃね。

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