ぶらり宮城の旅〜「ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~」のついでに〜
宮城楽しんできたよという話です。
先日、「ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~」の宮城公演に参加しました。時間的には日曜に直帰することもできたのですが、成人の日で月曜も休みだったので後泊してゆっくり観光することにしました。
仙台にきたのは8月ぶりです。わりと最近。前回は何かと牛タンを食べていたので、今回は牛タン以外もいろいろ食べたいところ。仙台に到着して最初に食べたランチはこちら。
……牛タンでした。伊達の牛たん本舗さん。やっぱり何だかんだで「伊達ちゃんでタン食う食う」したくなってしまいました。前回と同じく芯たん定食。同じ目的で来店しているファンも多く、ハンバーグ定食と極上芯たん単品を注文している声が耳に入り「その手があったか」と感心しました。澁谷かのん役の伊達さゆりさんのコール&レスポンスが「ハンバーグもいい〜♪ ふー!」だからです。次くることがあれば芯たん定食以外にもチャレンジしたいと思います。
その後、公演中に、唐可可(タンクゥクゥ)役のLiyuuさんからファンの間で「#タン食う食う」とか「#たん食う食う」とかハッシュタグをつけて牛タン画像で飯テロする慣習があることを認知している旨が伝えられ、半ば公式化したのでした。
公演後は仙台に所縁のある方がオススメのおでん屋があるということで行ってきました。
おでん三吉さん。お外でおでんというと屋台やカウンターで食べるイメージが強く、おでん専門の店舗のお座敷で食べるのは何だか新鮮でした。
タコさん可愛い。海の幸も山の幸もてんこ盛り。味が出ていたり吸っていたり、どの具材も美味しかったです。優しい口当たりのお出汁がよくて、塩分さえ気にしなければ無限に飲めるなと思いました。じゃがいもやホタテやウインナーを追加投入。おでんのホタテは初めて食べたかも。これまた美味。子供の頃、実家の晩御飯がおでんだと「今日はハズレかー」と思ったりしたものですが、年を重ねた今なら実家のおでんも美味しく食べられるのかもしれません。閉店間際で慌てて食べたので写真はないのですが、仙台B級グルメの油麩丼も美味しかったです。親子丼の親を油麩に変えたものという認識でいいのかしら。油麩さえ手に入れば自分でも作ってみることができそう。
翌日のランチは何を食べたのかといえば、
……やっぱり牛タンでした。いや違うんです。三陸のマグロを食べるつもりだったんです。調査不足で動き出した頃には狙っていたものが売り切れていて、ありつくことができませんでした。かわりにやってきたのが、たんや善治郎さん。前日の「伊達の牛たん本舗」のことを考えると、駅中より少し離れている本店の方が空いていることが予想されましたが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のキャストの相良茉優さんが食べたらしい店舗が駅中という情報から駅中に並びました。私が頼んだのは限定20食の「真中たん・善治郎定食」です。こんなに並んでるのに限定20食が残っているはずがないと少しばかり疑問に思いつつ、食べられたのでヨシとします。牛タンソーセージに牛タンつくねにゆでタンに。炭火焼き以外の牛タンを堪能することができる定食です。特にお出汁の中に麩と一緒に入っていたゆでタンが柔らかくて美味しかったです。焼くだけが全てじゃあない。真中たんではない牛タンと食べ比べてみると違ったのは厚さではなく柔らかさ。噛み応えを楽しみたいんだという方は、真中たんではない方でもいいかも。
ちょうど目の前が焼き場でテンション上がりました。タン食う食うならぬ、タンじゅーじゅー。
公演を終えて夜は飲み屋へ。
伊達政宗の兜モチーフの蓋で運ばれてきたお通しがお洒落。写真撮り忘れましたが、仙台っぽいものでいうと、せり鍋を頂きましたね。葉っぱも根っこも私は好きです。独特の青臭さがあるので好みは分かれそう。
翌日は、仙石線で松島海岸までお出かけ。
まずは腹ごしらえに松島牡蠣小屋MATSUさんで、牡蠣の食べ放題の40分。
+500円でかき飯とかき汁が付けられます。しかし私の使命は40分でいかに沢山の松島産牡蠣を食べまくるか。ただそれだけ。かき飯かき汁には目もくれず、ひたすら牡蠣の解体に励みました。ひと皿食べ終えるとその皿に追加されるシステムだったので、追加されている間にビールをちびちび飲むスタイルで。至福の時。
殻を外すとこんな感じ。ポン酢をちょいと垂らして頂きます。美味い。牡蠣も個性豊かで、大きさはもちろん、殻も外しやすいものと外しにくいものが混在していました。中には複数が接着しているものも。このパターンはさっきあった……! このパターンは初めてだ……! 殻の外し方のパターンを覚えながら、外しては垂らして食べ、外しては垂らして食べの繰り返し。軍手を汁とポン酢でべちゃべちゃにしながら食べまくりました。ナイフの入れどころがわからない密着タイプは開けた瞬間に汁が溢れて熱い思いをする傾向にあるので要注意です。6〜8個くらい乗ってそうな皿を5〜6皿食べたので、40個くらい食べたことになるんでしょうか。食べ終わった直後は流石に「もうしばらく牡蠣は食べなくていいや」と思いました。今はちょっと食べたい。楽しかったです。お腹を壊す覚悟もしていましたが大丈夫でした。生じゃないしね。
ここから塩釜に向けて丸文松島汽船株式会社さんのはやぶさIIに乗って「島めぐり芭蕉コース」で遊覧です。絶景を楽しみます。所要時間は40分くらい。
本当にいいお天気でした。せっかくなので冷たい風に負けずに後部甲板に出ずっぱりで写真を撮りまくり。日本三景の個性豊かな島の数々。長い時間かけて波で削られ、そして今も削られている白く美しい岩肌に歴史を感じます。船内には解説が流れていて、ひとつひとつ島の説明をしてくれているのですが、初見で覚えるのは諦めました。
ところで、松島海岸駅に着いたときから薄々気がついていましたが、松島という固有名詞の島があるわけじゃないんですね。松島はもともと松などの木が生えた単独の島を指す一般名詞だそうで。知らなかった……。知らなかったといえば、かの有名な句である「松島や ああ松島や 松島や」は芭蕉の句でもなければそもそも実在しないのだとか。後に詠まれた別の人の似た句と松島で芭蕉が句を詠まなかったエピソードが悪魔合体したみたいです。いろいろと勉強になりました。
はやぶさIIから降りたら本塩釜駅から仙台駅に電車で戻って、私のぶらり観光はおしまい。新幹線のはやぶさ……ではなくやまびこに乗って帰路につきました。何だかんだで牛タンも食べちゃいましたが、牛タン以外もいろいろ味わうことができた楽しい旅路でした。また来る日まで。
余談
船内アナウンスによれば、島のいくつかは震災で無くなったり、形が変わったりしたそうです。「歴史が土地に刻まれる」とはこういうことか。松島海岸駅の海沿いの建物の不自然な新しさにも震災の面影を感じました。
頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となり次の作品となる。