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「毎週ショートショートnote」に参加してから30週間経ったらしい。

今週のお題はこれかー! わけわかんねー!

お題発表が毎週日曜日の楽しみのひとつになりました。たらはにかさん主催の「毎週ショートショートnote」についてはこちらを。

「毎週ショートショートnote」に参加してどれくらい経ったのだろうと数えてみたら30作品を越えており、これはつまり30週間以上遊んでいることになります。今のところ参加し始めてからのお休みはなし。我ながらよく続けられているなと。すっかり日常の一部です。ここで初心にかえってというわけでもないですが、私なりの拘りや目標を備忘録がてら残しておこうと思います。

・王様のアイディアに採用されたい。
当面の目標はここに置いています。毎週100作品を越える投稿の中から1作品が選ばれて掲載されています。書くこと自体が楽しいので評価されたい欲がそこまで強いわけではないのですが、「選ばれた」というのは、客観的にわかりやすい「誰かの中でいちばんになった」の指標なので、せっかく参加しているならその喜びを一度は味わいたいな、と。選ばれた作品を読むと「うまい!」と膝を打つことが多く、毎週勉強させてもらっています。

・410文字ぴったりに収めたい。
M-1グランプリやキングオブコントには制限時間があり、ナイツの塙さんは審査に当たって制限時間を越えたらそれなりの減点をされているようです。制限時間を越えていいならもうひとつ展開を作れてしまうから。これはショートショートも同じだと思っているので410文字を大幅に越えないようにしています。足りないときは展開を増やすか情景の解像度をあげて410文字に近づけます。408文字から412文字あたりに着地してからが面白いですね。助詞や句読点で調整可能か。類語を引っ張ってきて意味は同じだけど文字数の異なる言葉に置き換えられないか。作品の空気を損うことなくそれらを達成できるか。パズルを解くように頭を捻る時間が結構好きだったりします。公開後もこっそり調整していたりします。バレてないバレてない。

・綺麗なオチをつけたい。
410文字の中で起承転結で組み立てるのは簡単ではありません。それでも結――つまりオチだけはしっかりつけたいなと思っています。できていないことも多々あるのですが、私の作品の中でもウケがよかったと思われる作品は共通してちゃんとしたオチがついている傾向にあります。読んだ後に「うん、で?」とか「お、おう」とかスッキリしない感じにならないことが重要なんでしょうね。終わりよければ全てよし。私にとってお題の難易度はふっとオチが降ってくるかどうかで決まることが多いです。

フリとオチが綺麗にキマったと自負しているのはこちらの作品です。

オチで意味がガラリと変わるこちらの作品も結構気に入っています。

・お題の言葉は捻らずに使いたい。
今のところ時間の都合でひとつのお題につきひとつの作品を生み出すのが精一杯。となると、お題とは真正面からぶつかりたいなと思っています。捻るのはお題がベタベタかつ解釈だけならまだしも展開まで被りまくりそうなネタしか浮かばないときの苦肉の策ですね。あとはお題をどう使うか自体を物語の軸に置くとき。

いちばんお題を捻ったのはこちらの作品で、我ながらよく思い付いたなと。

・お題の解釈に奥行きを持たせたい。
他の方の作品を読んで感心することのひとつはお題からアイディアを発想したあとに、もう一段回踏み込んだ発想をして世界を広げていることです。お題の上澄みを掬うだけではなく、しっかりとかき混ぜられているというか。なかなか言語化が難しいのですけれども。私もお題からイメージするものを羅列し、それらを選択したり組み合わせたりしながら物語を作っています。お題からイメージしたものからさらにイメージしたものあたりまで意識的に羅列して取り入れてもいいのかもしれません。やりすぎるとお題から遠のいてしまうので距離感には気をつけながら。

・地の文を豊かにしたい。
私の文章に足りていない自覚があります。どこか説明的で無機質になっちゃうんですよね。色がないというか。「色鮮やかな文章」に憧れます。比喩を入れたりすると色付くのかなぁ。シンプルに語彙がないのかなぁ。このあたりはインプットが圧倒的に足りていない気がするので、本を読むなどして新しく取り入れるしかないですね。

・感想コメントを書きにいきたい。
これは「毎週ショートショートnote」に限った話ではなく、コメントについては自分のnoteにコメントしてくださった方のお返事しかしたことがありません。「毎週ショートショートnote」を始めてからコメントを頂く機会が増え、作品にレスポンスがあると嬉しいという感覚を久々に味わいました。これまで読んだら「いいね」で済ませていましたが、そのときの気分によって出張コメントもつけていきたいところ。

・締切を守りたい。
守れ。はい。2回ほどギリギリアウトをやらかしているので気をつけます。

こんなところでしょうか。引き続き楽しみながら物語を紡いでいければと思います。念のために断っておくと、私が勝手に拘っているというだけの話で、決して誰かに何かを強制したいわけではありません。むしろ企画側としてはゆるゆると自由に参加できるよう意図してゆるゆるなルールを設定されていると理解しています。

三日坊主の私でも続けられる「毎週ショートショートnote」です。ご興味ある方は参加してみては如何でしょうか。

余談
ショートショート界隈に明るいわけではないので、作者さんを見ても誰がどんな背景の人なのかさっぱりわかっていないのですが、大なり小なり何かしらの賞を取っている方が複数おられて、「あれ、もしかして私、すごい人たちと遊んでいるのでは??」ということに気がつき始めた今日この頃です。

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