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菩ヰ乃
2024年8月15日 02:56
私は私の存在が忘れられる事が堪らなく恐ろしい。他人の中から自分の存在が消えてしまうことは思ってる以上につらくて苦痛を伴うものなんだ。母方の曽祖母が鬼籍に入る半年くらい前、入院しているところを家族で見舞った際に彼女はすっかり私のことを忘れ去ってしまっていた。余所者を見る目つきで私のことをひどく罵ったのを今でも鮮明に覚えている。軽くトラウマ。それもあり、晩年施設住まいになった祖母には会
2024年7月18日 08:11
どうしようもなく悲しいことが起きても月並みの言葉しか思い浮かばないときは私は静かに熱くて苦いコーヒーを差し出すそれを飲み干したら海にでも行こうよ喪失の色は海と同じ深い深い青色
2024年7月12日 22:12
閉塞感ある将来に対して無意味に打ち震えていた少年の私に伝えてあげたいことがある。君はちゃんと大人になれているよ。大人になった君は、夜中、コーヒーゼリーに山盛りのバニラアイスを添えているよ。富や名声なんかよりも、好きなだけバニラアイスをお皿によそえる人間が真に幸せなのだ。山盛りバニラアイスこそ、メシア。
2024年7月1日 23:31
東京での生活と地元での生活両方居心地が良くて、両方どこか具合が悪い。一体自分はどこの人間なんだろうと悩みたくなる。恐らく人間の居場所はその時々で変わるのだろう。仕事に出れば職場の人間、うちに帰れば家の人間、遊びに出ればそこのお客さま等、ひとの属性は不定形のものなんだと理屈を捏ねて自分を納得させようとする。が、私が言いたいのはそういうことではない。心の奥底にあるものの居場所のこ
2024年6月26日 01:51
深夜を徘徊 / 無心にはなれず夜はいろんな記憶の出入り口 / 何かを思い出すのは夜 / 忘れさせてくれるのもまた夜不規則な夜の重力圏 / 行き場なしの閉鎖空間