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私、意外と息の長い作品、つくってます。

コピーライターの多賀です。今回は、自慢話をしようと思います。どんな自慢かというと、「息の長い作品、つくってます」という話です。

1. キャッチコピーも、パンフレットも、息が長い。

「息が長い」というのは、一度つくったものを長いこと使ってもらっている、ということとご理解下さい。私、求人広告の制作という仕事を始めてから、なんだかよくわからないけどキャッチコピーをずいぶんと長いこと使ってもらっていたり、あるいはパンフレットのディレクションをさせてもらったら何年にもわたって増刷してくださったり、というお客様に巡り合うことが多いのです。

あ、ちなみに今、さらっと「パンフレット」と書きましたが、そうなんです、私、求人サイトに掲載する広告だけでなく、個別の会社さんのパンフレットやら、ホームページやらを、ライティングだけでなく、ディレクションまでしちゃう人なんです。一本キャッチコピー書いたら何十万ともらえるような類のコピーライターではないので、いろんなことをやれちゃうようになりました。「器用貧乏だなあ」と思うこともありますが、そんな自分、嫌いではないです。

2. 長く使われていても、対価はない。

話がそれました。そう、なんだか長いこと、使っていただけることが多いんです。とある流通小売業の会社さんの採用ホームページで使われているキャッチコピーなんかは、かれこれ15年くらい前につくったものなのですが、未だに使っていただいている。それとこれもまたとあるIT業界の会社さんの採用ホームページのキャッチコピーも、こちらはさらに長く、20年くらい前につくらせてもらったものだったりする。ここで広告の世界をあまりご存知ない方だと、「長いこと使ってもらっているのなら、ずっとお金をもらえてるんじゃないの?」と思われるかもしれません。これがですね、私みたいに「黒子」に徹することを楽しんでしまっているコピーライターだと、たいがいはその権利を「売り切り」にしてしまっているんです。私がお客様と関わる時は、その多くが求人情報大手企業や、その代理店を介しているケースになりまして、私がそのコピーを書いたという権利は9割9分、求人情報大手企業やその代理店が「買い取り」をしているという状態になるわけです。なので、私はどれだけ長いこと使われていようと、その対価はいただいていません。その代わり、こういうところで「ネタ」として使わせてもらったりはしています。具体的な社名を出さないのは、そのためです。まあ、直接お会いして話題になった時には、チラッとほのめかしたりはしますけど(笑)。

3. 多様な職種の先輩が仕事を語るコンテンツ。

今度は長く使っていただけているパンフレットの話、してみましょうか。今はもう使われてはいないですが、とある総合不動産業の会社さんのパンフレットは、10年以上使っていただきました。とある食品商社さんのパンフレットは、つい最近まで使っていただいていましたが、多分10年近くは使っていただいたのではないかと思います。今でも使っていただいている建設業界の会社さんのパンフレットは、今年(2020年)も増刷していただきました。このパンフレットに共通するのは、コンテンツ的には多様な職種の先輩社員に登場してもらい、1ページから2ページにわたってその先輩の仕事ぶりを、先輩が話者となって紹介する、というパターンだということです。パンフレットって、採用活動の中で使用する場合、だいたいは合同会社説明会か自社の説明会で配布するものなんですね。つまり、ある程度はその会社に興味を持った人たちが手に取る。ということは、たいがいの人は「もう少し深く知りたい」と思っているわけです。じゃあ少し深い話をしてあげればいいじゃない、とばかりに、先輩たちの「武勇伝」をしっかりヒアリングして、楽しそうに文章として仕上げてあげるわけです。この「楽しそうに」というところがミソではあるのですが、そのあたりの話はまた別の記事で書きましょう。出し惜しみ(笑)。

4. 小銭稼いでいた人からすれば、迷惑な話だと思う。

まあ結局、この記事で何が言いたいかというと「私、結構息の長いコピーを書ける人なのよ」ということと、「コピーだけじゃなくパンフレットとかホームページとかのディレクションもできちゃう人なのよ」というアピールなわけですが(苦笑)。そんな私の仕事ぶりに興味があるという方は、よかったらTwitterのDMなどでご連絡いただければ幸いです。ただ、あんまり納期をきちんと守らない人なので、納期ばかり気になさる方は私には触れない方がいいでしょう。それでもいいから面白いこと、やってもらいたいという奇特な方がおられたら、ちゃんと向き合ってお仕事させてもらいます。ま、あんまり息の長いものをつくられてしまうと、毎年パンフレットとか、キャッチコピーとか、新規や大幅な改訂を提案して小銭稼いでいた人からしたら迷惑でしかないでしょうけどね(笑)。

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