あふれるファイルサーバーとコストのお話。
「ぼへさん!ファイルサーバーにアクセスできません!!」
って、そもそも、それファイルサーバーではなくてNASだからね・・・って、そんなことを細かく説明したところで始まらない。
「仕事にならないからなんとかしてください!!」
って言われても、
仕事になるような設備投資をちゃんとしてください>経営者(怒
というのを毎回反芻しながら、ハイハイと対応するわけです。
そして、見つける謎のディレクトリ構造
みんな、データが捨てられないんです。
前の担当者が残していたから、それよくわからないから、で、どんどん残されていくフォルダ
「旧_XXX事業部」
「old_営業日報」
「バックアップ_報告資料」
とか、みなさん工夫?を凝らしたフォルダを作られていますが、下手すると数年アクセスされていないものが大量に発掘されたりするわけです。
そして始まる、誰が決断するの?リレー
「このフォルダ、削除していいかな?」
「確認します!」>「このフォルダ、削除していいでしょうか?」
「どうだろうね、確認しておくよ。」>「なんかフォルダを消したいらしいんだけど、誰か使ってる?」
「ええ?XXさんが使ってたような・・・」
「XXさん出張中だしわからんなぁ・・・」
そして、謎のペンディングで、誰も決断せずに時は過ぎゆき、ふりだしに戻る。
誰も消したがらないのは、誰も責任をとりたくない証拠
法律で、ちゃんと一定の年数残すべき書類っていうのはあります。
それは保管の義務もありますし、むしろ削除から守らなくてはいけません。
だけど、とりあえずで棚上げしたようなドキュメントは人知れずたまっていくのです。
それが、整然となっているわけもなく、いろんなラベリングでいろんな形式で残っていたりします。
いつか重要で使えるデータかも知れない!!
というのであれば、それは然るべき保存形式なり方法を取りましょう。
おまけ
で、あまりに容量いっぱいでー!、という問題が頻発したので、その時に啓発?のために描いた漫画です。(その前によく壊れなかったなと)
普通にNASではなくファイルサーバーにしてくれと戦いましたけどね。。。
という昔々のお話です。
このマガジンでは、2016-2018まで東洋経済オンラインで連載していた4コマ漫画の背景を書いていきたいと思います。
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