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モルモン書:ニーファイ第一書

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『モルモン書ーイエス・キリストについてのもう一つの証』の第一ニーファイ書の説明と個人の証。
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#ニーファイ

12_「さて、わたしニーファイはまだとても若かったが、もう身の丈は高く、また神の奥義を知りたいという大きな望みを抱いていたので、主に叫び求めた。すると見よ、主がわたしを訪れ、心を和らげてくださったので、わたしは、父がこれまでに語った言葉をすべて信じた。そのためにわたしは、兄たちのように父に逆らおうとはしなかったのである」(1ニーファイ2:16)

12_「さて、わたしニーファイはまだとても若かったが、もう身の丈は高く、また神の奥義を知りたいという大きな望みを抱いていたので、主に叫び求めた。すると見よ、主がわたしを訪れ、心を和らげてくださったので、わたしは、父がこれまでに語った言葉をすべて信じた。そのためにわたしは、兄たちのように父に逆らおうとはしなかったのである」(1ニーファイ2:16)

人生にはさまざまな苦難や試練があります。そんな時、イエス様や福音に対しての証はわたしたちを支えてくれます。ニーファイは,父リーハイの言動に対してそれが神からのものであることをどのようにして知ったのでしょうか。父の言動に対する戸惑い、それによって生じる未知の経験に対するさまざまな不安や恐れ、ニーファイにとって個人の証を築いていく良い機会となりました。16節にはニーファイのとった行動が書かれています。

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13_「わたしは行って、主が命じられたことを行います。」(1ニーファイ3:7)

13_「わたしは行って、主が命じられたことを行います。」(1ニーファイ3:7)

従順でない兄について非常に心配していたニーファイは、主に熱心に祈り、彼らのために主に助けを願いました。主との交わりを持ち、特別な約束を得たニーファイは、天幕に帰って来ました。すると、そこではひとつの問題が起きていました。父リーハイは夢のなかでレーマン、レムエル、サムそしてニーファイの4人をもう一度エルサレムに引き返させるように主に命じられたのです。ユダヤ人の歴史とリーハイの家族の先祖の系図の書かれ

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26_「わたしニーファイは…弓と矢、石投げと石で身を固め、『食糧を得るのにどこへ行ったらよいですか』と父に尋ねた。」(1ニーファイ16:23 )

26_「わたしニーファイは…弓と矢、石投げと石で身を固め、『食糧を得るのにどこへ行ったらよいですか』と父に尋ねた。」(1ニーファイ16:23 )

リーハイとその家族は、降り注ぐ灼熱の太陽の下、疲労や渇きに苦しみながら旅を続けていました。また、彼らは便宜上多くの荷物を持つことが出来なかったので、「道々、食料にする獲物を…とりながら…旅をし」ました。そのため狩りがうまくいかず、獲物がとれない時には飢えに苦しんだのです。

彼らは主に弓を使って獲物をとっていましたので弓は彼らの命を支えるとても大切な道具でした。ところが、ある日、その大切な弓を折

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31_「わたしニーファイは、人が学んだ方法で材木を細工することもなく、船も人の方法で造らなかった。わたしは、主がわたしに見せてくださった方法で船を造った。それで、それは人の方法とは違っていた。わたしニーファイは度々山の中へ行き、度々主に祈った。それで、主はわたしに大いなることを示してくださった。」(1ニーファ18:2-3)

31_「わたしニーファイは、人が学んだ方法で材木を細工することもなく、船も人の方法で造らなかった。わたしは、主がわたしに見せてくださった方法で船を造った。それで、それは人の方法とは違っていた。わたしニーファイは度々山の中へ行き、度々主に祈った。それで、主はわたしに大いなることを示してくださった。」(1ニーファ18:2-3)

リーハイの一行は、8年間の荒れ野の旅の後,果物と野蜜が豊にあるバウンティフルという海辺の地にたどり着きました。そこでニーファイは、「立って山に行きなさい」と主から指示を受けて、山で祈ります。その時に主から、家族が示された約束の地に行けるように「一隻の船を造りなさい」と命じられます。
この時、ニーファイはどのように感じたのだろうかといつも思います。

デビッド・A・ベドナー長老は次のように語ってお

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