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「血糖値スパイク」が万病を作る

こんにちはbody∞infinity(@body8infinity)の
中野です。

今回は「血糖値スパイク」の話をしていきます。
食事のあと「眠くなる」という方も多いと思われます。これは「血糖値の乱高下」=「血糖値スパイク」が関係しています

食事をすると急激に血糖値が上がり、その後にインスリンの作用により血糖値が下がります。すると血流によってはこばれる、脳の糖分が不足し、脳が動けなくなります。こうして脳が小休止し、それが「眠気」となります。

血糖値スパイクを起こしやすい人は、膵臓が過剰に反応し、インスリンを分泌しやすくなっています。そうして、血糖値を今度は下げすぎてしまうという現象に繋がります。

血糖値が下がると、脳だけでなく心臓の動きも省エネになるため、血圧の下がります。血中の糖濃度が下がり、脳に行く血流も下がるので、ますます眠くなってしまいます。

血糖値スパイクは生活習慣病などの疾患や、免疫力・自然治癒力の低下を招く糖化の原因にもなります。そして、そこに老化の原因でもある「酸化」が加わると、認知症・骨粗鬆症・がん・脳梗塞・糖尿病・心筋梗塞などのリスクとなります。

糖化と酸化、低血糖・低血圧などは健康の大敵であり、血糖値スパイクはそれらの引き金となります

糖尿病などは、膵臓の反応が敏感な人に起こりやすい病気とも言えます。インスリンをたくさん分泌し続けると、やがて枯渇しインスリンを分泌できなくなります。そうすることで糖尿病になってしまいます。過剰分泌の過程でインスリンは血管の内壁を傷つけてしまうため、動脈硬化を作りやすく、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを上げることになります

更に脳が低血糖に晒されると、骨代謝が悪くなり「骨粗鬆症」になったり、「認知症」にもなりやすくなります。その他にも「老化」といわれる多くが「血糖値スパイク」が原因になっていることが多いと言われています

長期的な低血糖は脳を変性させ、脳の萎縮やアルツハイマー病を発症してしまう可能性を持っています。認知症の症状が出てからでは遅いので、日ごろから自分に、低血糖症状があるかどうかをチェックしておく必要があります。

高血糖ばかりが注目されている昨今ですが、実は低血糖も同じくらい病気のリスクを持っていることを知っておく必要があります。

<自己紹介>
こんにちは!
body∞infinityの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
このnoteを通して一人でも多くの人たちが自分の体で自分らしい人生を送れるようになることを目的に活動しています。
あなたの健康に関するお手伝いが少しでも出来れば幸いです。
〈著者情報〉
中野洋平
1980年 福岡県生まれ
2004年 理学療法士免許取得 
     回復期リハビリテーション病院
     同財団の総合病院・訪問リハビリも勤務
2008年 保健医療学修士号取得
2014年 神奈川県整形外科クリニック
2019年 メンタルトレーナー資格取得


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