読み終わって
恩田陸さんの『spring』を読み終わりました。
最後の方は読み終わるのが惜しくて、ちょっとずつ、ちょっとずつ読みました。
主人公「春」のことを、複数の視点から描いているこの作品。
次の章は誰が語るんだろう?というワクワクしながら読みました。
面白かったところ。
魅力的なキャラクターたち。この人がミューズだったのか〰、とか、初恋はこのシーンだったの!?などネタバレしそうで言えないけど心の中で叫んでました。
そして師弟関係。バレエの先生だったり、叔父さんだったり。バレエだけでなく人生の豊かさを教えてくれる人々。こんな師と会ってみたい。
そしてバレエの描写がいろいろスゴイ。バレエダンサーの話なので、架空のバレエ作品が多く出てくるのですが、どれも本当に観てみたくなります。
『蜜蜂と遠雷』みたいに、映像化されないかな…。
本に挟まっていた栞におまけがあって、自分の「推し文」をX(旧ツイッター)に挙げられるというもの。
他の人がどこにグッと来たのか、眺めるだけでも楽しくなります。こういう仕掛け、とてもいいなぁ。
昨日は夜に読み終わって、どこを推しにするか選べないまま寝てしまったので(ありすぎて絞りきれない!笑)今日こそ推し文をアップしたいです。
今日はこの辺で。それではまた。
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