記事ライティングがうまくいかない人へ
さぁ、「ホームページをつくるぞ!」「チラシをつくるぞ!」と意気込んだものの、真っ白なエディタを前にして「う〜ん…」と唸りつづけること数時間…
コピー作成、ライティングの参考書を用意して、なんとか思いついたものを少しずつ書き入れていくけれど、筆は進まないし、全然まとまらない。
それでも悪戦苦闘しながら、なんとか書き上げ、読み返してみると「です。ます。調」の、まるで小学生の作文のような出来栄え。
こんな経験はありませんか?
実際この書き方は、初めてライティングをする際によくある間違いで、失敗する代表例です。挫折される方は大体コレ。本来、ライティングは素材を集めることから始めていき、下書き(ラフ)を行い、最終的に編集を行なって仕上げていく流れ。
頭の中で思考が整理できて、組み立てられる天才であれば絵を描くかの如く仕上げられるのかもしれませんが、セオリーでいくならば、素材を集める、組み立てる、整えるという作業を分割して、それぞれの工程を集中して行います。
ですので、真っ白なエディタの前で唸ってしまう人が、とっかかりですべきことは素材を集めることで、いきなり記事を書こうとするのは間違いです。
ここで言う素材とは、小見出しでテーマを絞った一塊のコピー(ブロック)になりますが、例えば、こういった感じのブロックをたくさん作っていきます。
約束できることや出来ること
全体的な概要イメージの説明
得られるベネフィット(メリット)
当てはまりそうな悩み(箇条書き)
問題点を自覚させる
未来を想像させる
ロジック、メカニズム、エビデンス(図解など)
体験談やお客の声(Before After)
実績・権威・数値
知識欲を満たすコンテンツ
安全性や信頼性
一般常識とは異なる意外性のあるアイデア
アイデアの証明、根拠
よくある質問(購入の障壁になりそうなもの)
自己紹介プロフィール(経験や実績)
自分の商品・サービスを購入するべき理由
購入・体験を促す魅力的なオファー
多ければ多いほど、その後のラフ書き、編集が楽になりますから、使う使わないなどは一切考えず、締切日時を決めて、その中で作れるだけ作っていきます。
これらのブロックは、単に文章単体を指すわけではなく、画像、イラスト、動画、引用記事などあらゆるものを含み、小見出しのブロックの集合体が、大見出しのブロックになり、大見出しのブロックの集合体が一つの記事になります。
記事の基本構成は、タイトル、ヘッドライン、サブヘッド、ボディコピーですが、上から順番に書くのではなく、細かい要素からつくっていく方が良いです。
おすすめの書き方はこの流れ。
サブヘッド ▶︎ 本文 ▶︎ ヘッドライン ▶︎ タイトル
ブログ、手記、日記、エッセイ、noteなどのコンテンツを書く時も、基本的な考え方は一緒ですが、コピーライティングは予約や販売に繋げてナンボ。どこかのタイミングで売り込みにスイッチしなくてはなりません。
購入に至るまでのプロセスは色々な法則が提唱されていますが、代表的なのがAIDAの法則。
Attention(注意を引く)
Interest(興味を持たせる)
Desire(欲求をかき立てる)
Action(行動を促す)
こういった法則や心理テックニックを活用して、集めた素材をもとにラフを書き、最終的に編集をして仕上げる。まぁ人によって書き方は少し異なるとは思いますが、特別な才能でもない限り、この流れが楽だと思います。
というわけで、
「いきなり完成を目指して書こうとすると、うまくいきませんよ」ということが言いたかっただけですが、記事を書く際の参考になれば幸いです。
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?