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現実と想像の交差点

ぼっちで内向型人間の私は、よく読書をしています。
知識を得たり、小説の物語を読んで楽しくなったり、感動を味わっています。
読書をしない方からすると、小説は単にフィクションであり、毎日一人で読書をしている人を見ると、閉じこもった想像の世界にいると思うかもしれませんね。

しかし、脳は現実と非現実(想像)を区別していないという説があります。
心の傷という比喩表現がありますが、実際に精神的ストレス(心に傷)を負った時と実際に殴られた時で、脳の同じ場所が反応するみたいです。

砂糖水を薬だと言って飲ませ、思い込みによって元気になるというプラシーボ効果(プラセボ効果)が存在することが知られています。
酸っぱいものを想像するだけで唾液の分泌量が増加したり、まだ実際には起こっていない出来事を想像するだけで、心臓がどきどきとなる現象もありますね。

また、人は同じ出来事があっても、それぞれが異なる感じ方や解釈をします。
これは、その人の考えや経験、そして想像力によるものです。
例えば、交通事故で足を骨折したとしましょう。一人は骨が折れて最悪だと感じ、もう一人は骨折だけで済んで良かったと喜ぶかもしれません。
個々の出来事は、それを経験する人の独自のフィルターを通して色濃く染まります。

こう考えると、現実とは主観的であり、言い換えると誰しもが独自のフィルターを通して見ている、想像の世界と言えるかもしれませんね。

何が言いたいか?
それは現実と非現実という枠にとらわれない、両者が交差する独自の魅力があるということです。
実際、現実の出来事であっても、それを楽しむためには想像力や感受性が不可欠です。同時に、非現実的な物語や想像の世界も、深い感動や学びをもたらすことがあるのですから。

あと、小説が面白いということです。


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