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オバサンの自由研究(5) アパホテル コロナに負けるな2,500円キャンペーン継続お願いメッセージを送ったら

6月に上京し、都内のアパホテルに滞在している。緊急事態宣言が解除になったので、住まいと仕事を探す間、お世話になることにした。1泊2,500円、1ヶ月宿泊しても75,000円という太っ腹さ。まずは、アプリで予約できる最大日数14日間をまずおさえた。その後は、6月末までのキャンペーンなので延泊するつもりだった。

駅近、きれいなユニットバスにナノイー空気清浄機、衛生検査官(保健所職員かと思ったらファブリーズ的なやつだった)完備。アパ社長カレー1個プレゼント、アパグループオリジナル水のペットボトルは毎日配布。4日毎に清掃あり(通常は2日毎)、洗濯機やレストラン、大浴場もあり(ないところもある)、郵便や宅配も受け取れる。アプリで予約すれば部屋は自分で選べる。カードで事前決済をすれば、チェックインもすぐ終わる上にカードのポイントも、勿論かの有名なアパホテルのポイントも貯まる。週末の大浴場には、若い子が多く見られ活気があった。レストランのスタッフは、私がランチの食後に、ホットコーヒーを注文するのを覚えてくれた。

このまま住み続けたい。

敷金礼金なし、仲介手数料や保証金、保険料、保証人も面倒な審査や契約もなし。賃貸やシェアハウス、マンスリーマンションより、アパホテルの方が断然良い。もはや比較にならない。このキャンペーンをもっと続けて欲しい。きっと観光客は暫く来ないだろうし、ビジネス出張も少ないのではないか。空室のままより、シェアハウスのように格安で開放した方が、アパホテルの評価も上がると経営陣が英断してくれるんじゃないか。

元谷社長にお願いしてみよう。

まずは、客室に置いてあった元谷芙美子社長の本と、元谷外志雄代表の著書から、お二人の人となりを研究した。本のタイトルに出ている通りだろう。

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人情味があり、一生懸命で、頑張っている人を応援したい気持ちが強い。結果として、お金持ちになった。そんな印象を受けた。新しいホテルを国内外でどんどん作っているイメージだったが、既存のホテルを従業員ごと買い取ったり、マンション売買の事業もされているそうだ。それで、通常料金18,000円の部屋を2,500円にしても、採算がとれるということだろうか。

APA _ Always Pleasant Amenity. いつも気持ちの良い環境を。

そんな意味が込められていたなんて。毎日清掃が入らないところが、私にはちょうどいい。何なら自分で掃除しても良い。フロントも清掃のスタッフも笑顔が素敵で感じが良い。アメニティの一つ一つに、元谷代表の熱い格言が英語と日本語で印字されているのが楽しい。私のお気に入りは、ヘアゴムの袋に書いてある「好奇心があれば未来がある。 A curious, inquiring mind makes the future bright.」 なお、他も気になる方は、外志雄氏の著書「逆境こそ…」後半を参照。

経営や衛生面のことを考えると、ふつうは長く続けたくないキャンペーンだろう。それは分かっている。しかし、海外旅行と加齢で図太い神経になったので、期待はせずに、ダメ元でも希望は伝えてみることにしている。もしかしたら、があるかもしれないからだ。

こういう意見を送る宛先が探せなかったため、まずは客室にあったお客様アンケートハガキに認めた。更に、テレビ画面にQRコードで開くウェブ版アンケートをみつけ、重ねて送信した。普段は付き合い以外でアンケートに協力することは滅多にないし、氏名や連絡先は絶対に書かない。しかし、ご回答をいただけるかもしれないので連絡先も併記した。

ご回答をいただけるのか、いや無いだろうな、でももしかして、とワクワクしながら待った。ある日、ドアに封筒が挟まっていた。「まさか、社長直筆のお手紙では」とドキドキしながら開くと、宛先違いの連絡事項だった。それはフロントに返し、姉と友人にことの顛末を報告して笑いあった。やはり期待してしまっていた自分が面白かった。

まもなくチェックアウトだ。アパホテルは、幾つかのホテルでホテル丸ごとコロナ軽症者の受け入れもしておられ、会社全体が未曾有のご多忙のことだろう。残念ながら今回はアパホテルさんとはご縁がなかったということで諦め、目星をつけていた物件に移動することにした。でも、お客様アンケートに答えた抽選で100人に、アパ社長カレー5個プレゼントの特典があったはずだ。こちらはまだ期待しておこうかな。

元谷社長様 このたびは、太っ腹な料金設定をありがとうございました。とても助かりましたし、とても快適でした。35周年おめでとうございます。これからも注目しています。

I'll be back. (客室据置の紙コップに”You'll be back”と書いてあるのに応えて)