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【DevRel/Japan CONFERENCE 2023】Day2 参加レポート

二日目のセッションにも参加し、多くのことを学びました。

初日のテーマはビジネス・マーケティングデーでレポートはこちらです。

二日目はデベロッパー・コミュニティデーになります。セッション内容も変化することを期待して全部お聞きしました。なお、発表資料一覧はこちらです。

継続的コミュニティマネジメントとアウトプット 〜大切にしてきたこと、成功、失敗〜

アウトプットしないのは知的な便秘。

AWS HEROとして、コミュニティへの関わり方について興味深い話をたくさん聞くことができました。また、コミュニティ継続の難しさも伝わります。コミュニティバーンアウト注意。

勉強会運営が楽しい中で、コミュニティにおけるご自身の存在意義を言語化していくストーリーに惹かれる内容でした。DevRelに当てはめると、自走と継続。そして、ソーシャルキャピタルのキーワードが頭に残ります。

後半は、日本人の海外登壇はもっと増えてもいいのかなと思えました。In Personでの登壇って大事で、一瞬一瞬の縁を大切にいろんな広がりがあるのがコミュニティの真髄なのかもしれません。

紹介された3冊のうちの一冊である「遠くへ行きたければ、みんなで行け」は入手確保したので読み切る予定です。質疑応答では、地域コミュニティの関わり方のヒントが得られた気がします。

プロダクトオーナーがDevRel活動を始めてみた話 by ベリサーブ

テストイベントを主催されているお話が聞けました。自分達の製品中心ではなく、コミュニティとして今機能がないけどこういうのどう?という、解決できてないことを話題にする話はなるほどでした。

10万人が使うFindyのDevRelが聞いた ハイスキルエンジニアがイベントに求めているもの by Findy

Findyさんはイベントめっちゃやってるなーと伝わりましたし、実際にめちゃくちゃ参加したりお世話になっていたりで参考になります。発表時の2023年で、すでに28回。平均申込数300名の数字はとにかくすごい。

ここで、ランチとなりまして崎陽軒のシュウマイ弁当が美味しかったです。ランチの機会にイベント参加の方とコミュニケーションをとる機会もいただきました。何かにつながるといいな。

オンライン&オフラインどちらへも響くハンズオンドキュメント TIPS ~ハイブリッド時代の技術の伝え方~

ハンズオンのやり方。ハンズオン資料がとてもみやすく(縦長が良いとのこと)事前準備の大切さが伝わります。オンラインで経験したことがそのままオフラインでも必要な準備という話に繋がるのが学びでした。

コミュニケーション取るぞーというノリで安心感を与えるYoutuberのように元気よくも伝わりました。手元をカメラに移して動きを見せたり、テザリングでやることを前提にしたりと、準備がとにかく徹底的

3年ぶりのオフライン技術イベントはこうして成功できた〜大盛況で御礼お疲れ様までの3ヶ月間の軌跡

最後のオチが衝撃的すぎてざわついていました。

オフラインイベント開催物語。これだけの大規模のイベント運営を少人数で少しずつ詰めながらやっていく丁寧さはお見事すぎます。スポンサーや登壇者の確保の難しさがリアルでした。そして、結果もすごい。

スペシャルゲストが本当にスペシャルだったり、ゲストスピーカーも一本釣りで呼び出せたりと、リレーションズ(人間関係)は大事だなと実感。また、ブースも盛況だったとのこと。

無償で参加しやすい状況を作ることが成功の秘訣だと伝わりました。

クラウドユーザーコミュニティの Evangelist が語る、「みんなでつくるコミュニティとキャリア体験」

Jagu’e’r (Japan Google Cloud Usergroup for Enterpris)エバンジェリストのお二人で登壇。とにかくコミュニティの盛況さが伝わるセッションでした。Gogoleクラウドのエンタープライズのユーザコミュニティなんですね。

オンラインコミュニティとしての参加人数が多く、エンジニアが半分とのこと。分科会の多さにもびっくりします。それでも、課題に直面して感謝x応援を合言葉にエバンジェリストとして立ち上がったそうです。

感謝し合う文化をコミュニティ内に醸成したい気持ちが伝わりました。楽しすぎると大変という質疑応答がおもしろかったです。コミュニティはベストエフォート!

3/11 14:35 黙祷です

みんなで学ぼう!コミュニティドリブンなエンジニア育成の仕掛け

とにかく今の自分に必要な情報が満載でマネしたくなりました。

社内で認定資格のランキング制度を用意したり、資格をとるたびに応援したりは支援者として参考になります。もくもく会の実施は弊社でも一部やっていましたが、全面的に有効活用しようと思いました。

資格のオチは、日本企業がランクインするのが珍しくて、海外でも驚かれたという結果はなによりの結果ですよね。周りの人を巻き込むのが重要。考え方がすばらしく、学習xコミュニティの意識ですね。

コロナ禍だからこそ考えるオフラインコミュニティの意義

技術書同人誌博覧会の中の人による発表。

書籍の出版参加は今年検討していたので、意義が響きました。体系的な学習・情報量・時間あたり学習効率がいいのは確かに本かも。会場で熱量を持ち帰る思いが伝わります。なぜオフラインなのかにこだわりがあると。

主役はアウトプットする人達。印刷所見学までしているのはすごいですね。今回の会場参加のように、偶然聞いたという人もオフラインならありえると。そして、今回私もその感触を会場で感じます。偶然の出会い大事

オフライン → オンライン → ハイブリッド コミュニティ運営の答え合わせ

IPhoneを並んで買う人で有名な方。

オンラインイベントとオフラインイベントの数字を比較しながら、オフラインに人が戻ってきた感触のお話。ハイブリッドはとにかく大変と。発表ではとにかく、みんなのリアクションを楽しんでいることが伝わりました。

N対N型コミュニティ。オンラインコミュニティはラジオパーソナリティとの関係になったり、リアクションが見えないデメリットにも触れていました。オフラインの利点は繋がりの強度と広がりかもしれないと気付けました。

事業をエンジニアリングする技術者たちを支援する技術広報&DevRelの裏側

社名変更で認知度が下がったDevRelと技術広報のお話。

経営統合によるインパクトの例にエンジニア文化も会社の場所も異なることを取り上げていました。オウンドメディアの利点である社外向けの情報が社内向けにもなる点には頷くばかり。

オフラインでパブリックビューイングする事例はよさそうなのでとりいれたいです。気軽に見る場所の確保が社内なのがいいですね。テックブログの質的評価について参考になり、特に100ブクマで寿司会はおもしろいです。

最初に、会場で社名の認知度について挙手を求めたところ、半数の人が手を挙げていました。これは、活動の結果、認知が広がったと言えますよね。

1つの事業部だけで行う DevRel とは

親会社のDevRelとグループ内のDevRelという立ち位置のお話。

これは自社にも当てはめることができて参考になります。積極的な活動が互いの相互作用を産み、協力体制ができるのだと。DevRel兼務の話はやはりそうなりがちなんだと他社事例を通じて知れたのは収穫でした。

タスクベースの積み重ねが評価制度とつながる点は、DevRelの定量評価の難しさにチャレンジしていて、興味深かったです。やはり、すり合わせと積み重ねですね。

DevRelの考え方を学んでエンジニア採用に生かす

自社と開発者の間で継続的かつ良好な関係を築くマーケティング手法。

エンジニア採用では、年間面談約150回のキーワードにビビります。エンジニア組織の認知を高めねばの採用の難しさのお話。こちらのお話は活動のヒントになる響く内容が多く、資料をもう一度読み直したい実践知でした。

まとめ

Lucky Prizeのスタンプ全部参加しました!

今回はDevRelについて学ぶために二日間みっちり参加しました。

エバンジェリストやコミュニティ運営者に技術広報など、私がちょうど始めたDevRel周りで参考になる話が満載でした。実際に取り入れたい、マネしたいアイデアがたくさんありました。

次回の機会には、スピーカーとして出演できるように実績を積み上げていきたいと影響を受けました。これからもコミュニティを広げる活動に尽力したい思いです。


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