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"G"あらわる。ぬいぐるみを逃がす

おはようございます。ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。

昨日、チーバは梅雨が明けてしまった。
都会でも田舎でもない、50年選手の古い団地に住む我が家。エレベーターのない5階。やはりやつらはいる。"G"である。

とはいえ、見かけるのは年に1度か2度か。でも、嫌なものは嫌だ。
何が嫌だって?

殺虫剤をスプレーするときに、ぬいぐるみたちにかかるのがものすごく嫌だなのだ。
彼らの小さな小さな命は、"G"用の強力な噴射力の前ではひとたまりもない。

今朝の起き抜け。
ビン缶ゴミの日なのでゴソゴソと袋にまとめていたら、ふと目に止まった、茶色い楕円形。

む?

日焼けした柱の横、白茶けたアイボリーの壁紙とカーテンレールの隙間に、それはあった。

無言で、同居人である"ケンイツ園長"に、視線を送った。

・・・("G")。

その後は早い。ニンゲンその1と、ニンゲンその2とで、ぬいぐるみを"G"から守るフォーメーションだ。

その1(同居人、ケンイツ園長)は、殺虫スプレー缶を手にする。

その2(私、Rin)は、ソファの上のぬいぐるみたちを両手に抱え込み、寝室へ移動する。

その間、ニンゲンふたりとも、ぬいぐるみたちも、終始無言。

静かに静かに。"G"を刺激せぬよう。
ヌキアシサシアシ。でも迅速に、フォーメーションを組んだ。

私が無事にぬいぐるみを寝室へ寝かせると、ウサギの"鈴之助"が声を発した。

すず、すぅずしぃーい!!!きーもちぃいー!

そう、我が家は寝室にしかクーラーがないのだ。

"G"の仕留めはどうだったかな?と私が様子を見に居間に戻ると、ケンイツ園長はベランダに出て、わちゃわちゃやっていた。

"G"、仕留めたんだけどさ、いないんだよな。

動かなくなったあとに、落ちて棚の上にあった紙袋の中に入ってしまったという顛末だった。
割り箸を使って処理を終えて、フォーメーションは解散した。

みーんなー?戻ってきてもいいよ。

エー?何がー?ヤダー!ここ、すずしーい!

彼らはどうやらクーラーが嬉しかったようで、しばらく戻ってきませんでしたとさ。

さぁ、今日もぬいぐるみとのイチニチが始まるよ。

Rin(リン)


Blog "Bob in Camp Green"

Twitter @Rin04995780


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