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「やっちまったな」な出来事

これまでずっと自分はしっかり者だと思っていた。学校への持ち物でも忘れたことはないし、宿題を出し忘れたこともない。ただ思い起こすとそうでもなかった、今でもそうでないことが多々あり、「あれ、全然しっかり者じゃないじゃん」と気づかされたのは最近のことである(遅いか)。

思えば数々「やっちまったな」なことがある。

コーヒーに砂糖と塩を間違えて入れて、一口目で吹き出す。
刺身に醤油とソースを間違えてかけて、口に入れてから気づく。
夏の暑い日、めんつゆと麦茶を間違えて一気飲みし、吐き出す。
同じ本を買ってしまい、古本屋に持ち込む。
同じ映画を借りてしまい、仕方なくもう一度観る。
同じCDを買ってしまい、買い取りに出す(これついこの間のことで3枚同じのを買っていました)。
あと、もう無くなると思ってシャンプーを買ったらたんまりあったとか。
駅の改札でパスモじゃなくてEdyをタッチしてしまい、ピクリともしなかったりとか。

極めつけが道順で、(これ多分単に方向音痴なんだと思うのだけど)何回も遠回りの道順を辿ってしまうことがある。

挙句の果てに、引っ越したばかりだったからという言い訳をするのだけど、なんと自分の家に帰れなかったことがある。駅からの道順が分からなくなってしまったのだ。仕方なく家の者に電話をかけて、道順を教えてもらうという始末。
さすがにこの時は自分でも笑うしかなかったのだけど。

でも、こういうことって多かれ少なかれみんなあるのではと勝手に自分を納得させているから人間は勝手なものだと思う。

で、この手のことは、最近は特に買い物とかはアプリで履歴を確認することで避けられるようになった。便利な世の中だよね。それでも履歴見ずに借りたりしちゃっているんだけど。

もっと言うと、これからはAIが行動履歴を元に追いかけてくれて、「既に借りたものですよ、良いですか?」とか「あなたが今かけようとしているのはソースですが、良いですか?」なんて予告してくれたら良いのにと思ってみたりもする。

ま、これはこれで監視社会を推し進めてしまうし、脳が退化しそうで怖いけど。

いずれにせよ、これらの「やっちまったな」なことは意外に覚えていて、自分は案外しっかり者じゃなかったんだって気づかせてくれたのと今は個性として捉えている。お茶目でいいじゃんと。
でも、本当はもう少しこういうこと減らしたいけどね。

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