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[Answer]組織にマーケティングを取り入れるときに考えたい3つのこと

今月からMARKETIMESさんにマーケティング記事の寄稿をさせてもらっています。

記事を寄稿する理由は大きく3つで

①自分自身の思考の整理をすること
②考える習慣を継続すること
③文章を丁寧に書く習慣を持つこと

色んな読者が目にすると想定されるメディアへの寄稿記事は、概念的で抽象的な内容になりがちなので、自分のnoteで実務や実際に起きたことなどを書ける範囲でアンサー記事として書いてみようと思います。

組織にマーケティングを取り入れるときに考えたい3つのこと

記事の中では、以下に注意したいと書きました。

1.手法を取り上げて「やってるつもり」にならないこと。
2.マーケティングの領域でやるべきKPIを決めること。
3.予算と適切な使い道を確保すること。

実際にクラブに入ってみて、自分なりに振り返ってみるとWEBだけに限らず施策のアウトプットは多少変化を加えたけど、それがデータと結びついて、新しい顧客のリード獲得が効率化でき、明確なペルソナに対してずっと一貫した施策を展開できているかというと、そうではないという反省も多くあります。

ファン目線に立つことを意識して最低限やるべき手法は網羅しつつ、そこから更にもう一歩踏み込んでファンを長期的に増やすためのものに繋げていく必要があると思います。

そこには、データをもっと見て検証する時間も必要だし、まだ取れていないデータをもっとボリューム多く取得することも必要なので今後やっていきたいところです。

また、最近は営業もしていて感じるけど、スポーツクラブはマーケターのアウトプットのベクトルが一般企業とは少し異なる部分があるのかもと思っています。

メーカーやメディア企業のマーケターは自社のプロダクトをどうやって”エンドユーザー”に良い形で届けられるかが大事だけど、スポーツクラブはマーケターが考えるべき「顧客」のベクトルが他社よりも1つ多く、”to B(スポンサー向け)”のプロダクトであるパートナーアクティベーションを創る・磨くということと、”to C(ファン・サポーター向け)”のプロダクト(企画やコンテンツ)を創る・磨くという2軸を業務領域とする必要があるなと感じています。(メーカーやメディアの方々も多方面へ配慮することがあるのは理解していますが、個人的にアウトプットするべきものとして感じた点なので、違っていたらすみません。)

とはいえ現状の仕事の中では、やはりto C向けの施策(集客や企画イベントなど)がメインになっていて、to B向けのプロダクトも創る・磨くといったことは全然足りていない状況。to B(パートナー向け)のプロダクトを強化することが結果的にto C(ファン・サポーター向け)のプロダクトの充実にも繋がるので、そこの商品作りにも注力する必要があります。

他クラブはわからないけど、マーケの部署でセールスメニューやシートを作っていくことなども、今はできていないので今後やっていかないといけないのかなと思います。(少しずつ関わっていますが、そのための体制もセットで構築しないといけない)

たとえば、今進んでいる横浜ビールさんとのパートナーシップは、to Cコンテンツの強化となりお金を生み出すものだけど、このプロダクトを今度はto B向けに磨いてスポンサード+パートナーアクテイベーションの強化に繋げるという形に仕上げていければ良いと思う。

上記を実行してスポンサーアクティベーション(to B)がクラブのコンテンツになっていくことは、結果的にto Cの満足度にも繋がっていくのでスポンサー売上≒強化費という構図に一部変化を加えられると思います。

これができると、「強化費を増やしてチームが強くなったから、顧客(ファン)が増えた」という構図から「顧客(ファン)が増えるから売上があがって、強化費を増やせてチームが強くなる」という形に近づくことができる。

クラブをうまく使ってもらって、新しいアウトプットとして価値を創る。
期初に与えられる予算の中だけで新しいものは生み出せないので、工夫して確保した予算をうまく使うように考えていきたい。

#yokohamafc #横浜FC #パートナーシップ #スポンサー #マーケティング #営業 #アクティベーション #MARKETIMES

よろしくお願いします🙇‍♂️