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琉球は天皇杯ショックを乗り越えて宿題を完成させたのか?【ワイ氏の戦術】


○はじめに

天皇杯FINAL────
琉球は、千葉が用意した「仕掛け」に対応できなかった。
その仕掛けとは、「ブリッツ」「ビッグマン狩り」という2つの戦略のことだ。

あれから1か月───
両雄はレギュラーシーズンで再び対戦し、バグレベルの激戦の末に琉球が2連勝した。

その試合で見せた琉球の「回答」が何だったかということをワーワーと紹介していく。

ちな、ゲームレビュー↓

○千葉のブリッツへの対策

ブリッツとは、ピックアンドロールに対するディフェンスの一種で、ボールマンに対してダブルチームでワーッと行くやつだ。動画6:03~

天皇杯では、これに苦戦して千葉に押し切られた。

そのブリッツに対する対策だが、琉球はバチコリ回答を用意してきた。
大きく分けて、次の3つになる。

①そもそもピックアンドロールを使わない。
②トリプルスレットの状態からピックアンドロールを始める。
③ディフェンダーがブリッツできない状態でピックアンドロールを始める。

順番に紹介していく。

①そもそもピックアンドロールしないコンセプト

ピックアンドロールを使わないことでブリッツを封じるというシンプルな作戦。代わりにポストにボールを入れて起点を作る。

琉球はポストからのアタックが死ぬほど強いので理にかなっている。
動画0:30~

ポストアップするだけで脅威なので、それで十分ズレをクリエイトできていた。

時にはピックアンドロールを窓から投げ捨てる勇気を持っていけ。

ちな、ポストアタックのデメリットは、ポストにボールを入れることが簡単じゃないということだ。ピックアンドロールに比べてお手軽さに欠ける。
ディフェンス強度を上げた相手にディナイされて、24秒を枯らさないように注意したい。

◇ピックアンドロールするコンセプト

ポストからの展開だけで飯を食えるほどBリーグは甘くない。
攻めが単調になって相手も慣れてくるので、ピックアンドロールの力が必要になる(投げ捨てたものを拾いに行け)。
そこで大事なのが「ドリブルしている状態でブリッツを食らわないようにする」ということだ。手癖で何となくボールスクリーンをセットしてはいけない
(動画6:03~)

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