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【3言語で実験】1番効果が出るシャドーイングのやり方

英語を勉強をしている方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
シャドーイングは最近ますます注目されている勉強法です。
なぜかというとそれだけ効果が凄いからです。
YouTubeでも解説していますので、よければ動画の方もご覧くださいね。


シャドーイングの主な効果

シャドーイングの主な効果は次の通りです。

・発音がよくなる
・会話スピードや英文を読むスピードが上がる
・リスニング力が上がる
・ペラペラしゃべられるようになる
・文の構造がわかる

つまり、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能ともレベルアップできるということです。
しかし、残念なことにシャドーイングをやってる方の中には、適切なやり方でできておらず、成果が出ていない方が多いのも事実です
シャドーイングの誤解を解くため、今回は成果が出るやり方をわかりやすく解説していきます。

シャドーイングに出会って英語脳に

私も実際にシャドーイングに出会ってTOEIC900点を突破し、リスニングは常に満点がとれるようになりました。
また、海外でもネイティブのスピードについていくことができるようになりました。
シャドーイングで英語の処理速度が上がり、英語脳で考えられるようになったからだと思います。

そんなに凄い効果が出るならさっそく始めよう、そう思われるのもわかりますが、ちょっと待ってください。
シャドーイングもやり方を間違えると、ほとんど意味がないです。
むしろ、やっても効果が出ず、やる気を奪われることすらあります。

私自身、勉強法の本や英語の本を年間80冊読んで、TOEIC900を取る時に試していきました。
そんな私がさらに中国語と韓国語という、初心者レベルからの言語でも試した結果、ベストな方法を見つけたので今回はそれをみなさんにシェアします。

シャドーイングの練習が向かない人

まず、シャドーイングの練習が向かない人がいます。
1つ目は、発音の仕組みを知らない人。
特に初心者がシャドーイングするは正直難しいです。
まずは発音や文法について学んでからにしてください。
自分の耳が聞き取れていないから間違った発音でシャドーイングの練習をしている可能性もあります。
そうすると、せっかく練習をしても通じない英語をひたすら練習しているのと同じ。
非常にもったいないです。
特に、英語や中国語は発音が日本語とも違うものが多々あるので要注意です。
韓国語はわりと日本語に近い発音だと感じます。
ただ、完璧に聞き取れる人は少ないと思うので、後ほど対策もご紹介します。

2つ目が、リスニングがない試験対策をしたい人。
シャドーイングをやるよりも問題を解いたり過去問をやった方が効率がいい試験もたくさんあります。
時間を有効に使うと言う観点からこの手の方にはシャドーイングは向かないです。
おそらくこのnoteを見ている方は上の2つに当てはまる人は少ないと思うのであとから紹介する方法でシャドーイングをやっていってください。

教材を選ぶ5つのポイント

教材について、5つポイントがあります。これを押さえていれば無料でも有料でもなんでもいいです。

・できればネイティブのナチュラルスピードの音源
・音源の速さを変えられる
・字幕と音源があるもの
・日本語訳がわかるもの
・発音の仕方がある程度わかるもの

日本語訳や発音の仕方などが書いていないものは自分で調べて書いておいてもいいです。
私は、今韓国語を勉強していいますが、ほぼ初心者なので、カタカナで発音を上に書いて練習したりもしています。

シャドーイングのやり方

準備ができたらいよいよ順番をご紹介します。

①聞く&言う
②精読
③聴きながら文字を見ながら言う(発音に注目)
④ワンフレーズごとに練習
⑤聴きながら文字を見ずに言う
⑥聴きながら文字を見ながら言う(意味を考えながら)
⑦聴きながら文字を見ずに言う
⑧自分が言っているつもりで言う

シャドーイングってただ聞こえた通りに言うだけではダメなんですね。
順番に解説していきます。

まず、①聞く&言うは初見でどれくらいできているかチェック。2割くらいしかできていなくてもOKです。
逆にスラスラ意味もわかって言えるものは簡単すぎます。

②の精読では、どこで区切るのか?知らない単語は?発音は?意味は?と、文法も含めて確認していきます。
じっくり精査しながら読む。これが精読です。精読をするかしないかでこのあとスラスラ読みやすくなるのでぜひ入れてくださいね。

③は意味を一切考えなくていいので、音だけに注意して聴きます。音に集中できるので、発音やリンキングなど拾えますね。ここは、洋楽を聞くように変にカタカナにしなくていいので聞こえた通りにやってみることが大切です。

④では聞き流してしまっているところもあると思うので、ワンフレーズずつ自分でリピートしていきます。
一緒に言うと言えるけど、音声の後に1人で言うと言えない。そんなこともよくあります。
細かい発音を気にかけてやりましょう。

⑤では聴きながら文字を見ないで言います。
少しずれる感じ、またはほぼ同時に読めたらOKです。
通訳さんはこの練習をたくさんするそうです。
これがシャドーイングの一般的なイメージですよね。

⑥では、聴きながら今度は文字をまた見て言います。③でやったことと同じです。ただ、この時は意味を考えながら言えるようにしましょう。
まだ意味までついていけない場合は⑤までの練習量が足りていません。
発音をスラスラできてから、意味を考えること。

⑦では、文字を見ずに言います。⑤と違うのは意味をイメージしながら言えているかどうか?

実際やってみるとわかると思います。最後の⑧では自分の言葉として言ってみます。
演技のスクリプトのように感情を込めて言ったり自分でこんなシーンで使っているなど妄想してみるのもいいですね。ほとんどの方が⑧をやられていませんが、長期記憶に残し自分で使えるようにするためには必要なステップです。
順序を覚えるだけでも大変かと思いますが、実際やっていくとすぐに掴めるようになります。

大きくまとめるとポイントは3つです。

①精読してからする
②音だけを追うステップと、意味も考えて言うステップがある
③自分が言っているつもりで言う

先ほどの順番通りでなくてもこの3つを抑えていれば大丈夫です。
慣れてくると自分でアレンジしたりやりやすいやり方でできるようになると思います。

初心者の方こそ、ちゃんとできていないことが多いです。
私も昔は2〜3回読んでできているつもりになっていました。
しかし、1つの文章を20〜30回読むのが言語学習者にとっては必要です。
できているつもり、だから成果が出ないんですね。

シャドーイングを自己流でやるのは危険

以前、ひろゆきさんが言っていた、日本人にはシャドーイングは向いていないというお話しについて、確かに自己流でやるのは危険です。
ただ、色々な教材が出ていますので、カバーできると思います。
まずは発音をマスターすること。③つ目のステップの際に、音声と自分の発音を聴き比べて修正していくといいです。
自分の発音を録音して聞いてみると言えていないところがわかったりします。
今は、AIが発音チェックをしてくれるアプリもありますし、好きなドラマやYoutubeでも字幕があればできそうですね。
聞こえたものをそのままつぶやく即席シャドーイングもたまにやっています。

シャドーイングは勉強の一部

ただ、大事なことが1つあります。
シャドーイングが効果的だからと言って、シャドーイングだけやればいいわけではありません。
例えば、TOEICでスコアを上げるには、模試を受けずしてでは無理です。
会話で話せるようになりたいなら、シャドーイングだけではなく英会話をしていくことが大事です。
あくまでいつもやる準備運動として捉えるようにしましょう。
ついやりごたえがあるので、シャドーイングを極めてやった気になりがちですが、ある程度いくと実践的練習をしていく方が良いケースが多いです。
また、復習をしたり思い出す作業も非常に大切です。

あくまで、勉強の一部としてとらえて、シャドーイング以外のことにも時間とお金をかけるようにしていきましょう!



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