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Genuine genius
なるほどSchubertの一生はとりわけ短かったということができるだろうが、彼の作品群を研究し始めたら凡人の一生なんて何周でも消費し尽くしてしまうだろう。
Der Leiermann (Winterreise)
初夏だというのに何日も続けてWinterreiseを聴いている。
終曲のDer Leiermannに言いようもなくゾッとしている。恐ろしくて恐ろしくてたまらない。どこまでも虚無なのである。ライアー回しの具体的な描写があるのにも関わらず、それすら靄がかかったようになって見えてこない。表情が見えない、顔が見えない、見えるのはただ回り続けるライアーだけ……。
Drüben hinterm Dorfe
Wiegenlied
数ある子守歌の中でSchubertが一番好きだったのだが、2番があることを知ってから、歌うのをやめた。その不吉さと恐ろしさに耐える事ができなかったのである。ぞっとして歌うのをやめたにもかかわらず、皮肉にも、歌の通りになってしまったのだが……。
Schlafe, schlafe in dem süßen Grabe,
noch beschützt dich deiner Mutter Arm;
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Dichterliebeのみを食べて生きたい五月かな
たった1回だけ読ませてくれた本
ふと、お誕生日でもサンタさんでもなんでもなく絵本を贈りたくて、丸善でよくよく考えて選んだ1冊でした。考えに考えて選んだのでした。
小学生からでもいいようなその長い絵本を試しに読んでやると、最初から最後まで1冊まるまるじっと聞いていました。
えー、3歳でこんな長い本が読めるの、と内心で関心したものです。
でも、その一度きり。その後は何度読もうとしても読ませてくれません。
自分で手にとって、「あた
Когда бы жизнь домашним кругом
オネーギンそんなに嫌な奴か?というのが持論なのだが、今、オネーギン聴きながら、「あーいるいる!こういうスカした面して皮肉っぽいことばっかいうやつ!現実で会うと超ムカつくやつ!!」と一瞬で持論撤回した。まあそれでも、若気の至りなのはターニャよりオネーギンじゃねーか、その斜に構え方が十分青臭いぞお前、とちょっと思ってしまってどちらかというと若干同情してしまうのだけど。
Io l'ho perduta
拾った骨の色がどんな色だったか、もう思い出せないと思ったけれど、否、そんなことはなかった。
First of all
脳内に思いついた言葉を書き起こそうと思っているうちに、いつのまにか消えてしまっていることが結構ある。
なんとなくそれではいけないような気がするし、なんだかどこかに書き留めたい気がして、場所を作ってみた。
書き続けるかもしれないし、続かないかもしれない。
エッセイかもしれないし、フィクションかもしれない。
そんなスタンスでとりあえず初めてみます。