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11年ぶりの全線開通! 只見線を堪能する!【西会津短期移住2023 vol.2】

2023年1月29日から2週間、我が家は福島県西会津町に滞在しています。
西会津とご縁ができたのは昨年7月。今回同様、2週間のお試し移住をさせていただき、今回は「冬の西会津も見てみたい!」ということでやってきました。「西会津短期移住2023 vol.1」は下記をご覧ください。

なぜこんな生活を始めたかは、下記の記事をご覧ください。

■11年ぶりに只見線が全線開通!

さて、今回のnoteは、奥会津を走る「只見線(ただみせん)」についてです。

全国屈指の秘境路線であるR只見線は、福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶ全長約135kmの路線です。昭和48年に只見線と並行する国道252号が開通しましたが、沿線周辺は国内有数の豪雪地帯。冬期間は、福島・新潟県境(六十里越)が通行止めとなるため、只見線は地域にとって大切な交通機関として、その役割を担ってきました。
(中略)
2011年3月11日、東日本大震災とそれに伴う原発事故により、福島県はこれまで経験したことのない甚大な被害を被りました。こうした中で、さらに追い打ちをかけるように2011年7月に新潟・福島豪雨が発生し、只見線は鉄橋の流出や土砂崩れによる線路の崩壊など、甚大な被害を受けました。
(中略)
災害後、JR東日本の懸命な復旧作業により、只見線の大部分で運行が再開されましたが、被害が特に大きかった会津川口・只見駅間は2022年9月30日まで、バスによる代行輸送が続きました。
只見線ポータルサイトより

前回来たときは復旧作業中だった只見線が、11年ぶりに全線開通したということで、「鉄道好きの息子のために、これは乗らねば!」という言い訳をして、ローカル線好きの母が私欲を満たすために只見線の旅を企画。休日を活用して行ってきました。

■撮って、乗って! 我々流の只見線の楽しみ方

只見線情報は下記のサイトにまとまっています。

乗ってみたいし、撮ってみたい!
しかし、本数が限られている只見線。
どのように楽しむのが良いのか、前日に時刻表を舐めるようにチェック。

その結果私が企画したのが下記のルート。

10:30頃 西会津をクルマで出発
11:30頃 「道の駅 尾瀬街道みしま宿」着、食堂でのんびり昼食
12:03頃 「第一只見川橋梁ビュースポット」で上り列車を撮影
13:00頃 東北電力奥会津水力館「みお里 MIORI」を見学
14:55頃 会津川口駅そばの「かねやまふれあい広場」にて下り列車を撮影
15:29 「会津川口駅」に停車中の下り列車に乗車
16:21 「只見駅」到着

これなら2回も撮影チャンスがあるし、「会津川口駅」で上り列車の通過待ちの列車に乗ることができます!

なお、本数が限られている只見線では、駅にクルマを置いて列車に乗り、目的地に着いてから反対列車でクルマを置いた駅まで戻る、、、というのはなかなかハードです(うまく時間調整できればいけると思います)
そこで、我が家は会津川口駅まで3人でクルマ移動し、会津川口駅から只見駅間は、私は息子と電車移動、パートナーはクルマで電車を追いかける、というふうに、二手に分かれて移動しました(なお、クルマのほうが早かったですw)

■道の駅 尾瀬街道みしま宿 & 第一只見川橋梁ビュースポット

最初の目的地は「道の駅 尾瀬街道みしま宿」「第一只見川橋梁ビュースポット」です。
「道の駅 尾瀬街道みしま宿」は比較的大きな道の駅で、地元の名産品などのお土産も充実していますし、会津地鶏やそばなどを楽しめる食堂もあります。「第一只見川橋梁ビュースポット」に隣接しているため、我々同様、明らかに撮影目的という出で立ちの方々も複数いらっしゃいました。撮影ポイントは数箇所ありますが、いい場所を狙いたいなら電車が来る15分前にはビュースポットに移動するといいでしょう。道の駅からビュースポットは雪の季節&子連れでも10分くらいで移動できます。

只見線!
澄んだ只見川に車体が反射しています

大興奮で撮影したあとは、東北電力奥会津水力館「みお里 MIORI」に移動。ここでは奥会津に多数ある水力発電の構造や、東北電力と白洲次郎の関係、そしてアート作品を見ることができます。

奥会津の動植物を称えるステンドグラス

■かねやまふれあい広場は絶好の撮影スポット

続いて、会津川口駅そばの「かねやまふれあい広場」に移動。ここでは、只見川や、川沿いの集落をバックに只見線を撮影することができます。先程の撮影スポットよりもさらにガチ勢(笑)の写真家さんたちが三脚を立てて電車を待っていました。

只見線を間近に見れる!

■いよいよ只見線に乗車!

撮影した列車(427D)はすぐそばの「会津川口駅」で約30分間、対向列車の通過待ちで停車しています。撮影後、クルマで駅まで移動して、きっぷを購入。いよいよ只見線に乗車です!

会津川口駅に停車中の只見線

「只見駅」まで、約1時間の乗車です。パートナーと位置情報を共有し合いながら走行していたので、追いかけっこのようで楽しかったです。

車窓からの景色

車内はカメラを持った方たちが多数。観光案内を兼ねた車両販売もありました(区間によるのかもしれません)。

暖かくて少しウトウト

息子は車窓を見たり、車内販売の地元のかぼちゃを使ったパイを食べたり、短い列車旅を楽しんでいました。

無事に只見駅到着!

「只見駅」でパートナーと合流して、再びクルマで移動。
日帰り温泉もできる宿泊施設「季の郷 湯ら里」に移動して、雪見風呂を楽しみました。なお、「季の郷 湯ら里」の隣には「むら湯」という日帰り温泉&軽食が楽しめる温泉もあります。昨年の滞在時は「むら湯」を楽しんだので、今回は「湯ら里」にお世話になりました。なお、「湯ら里」の食事は混雑時は予約制(宿泊者向け?)のようでして、今回も夕食は「むら湯」にお邪魔しました。

むら湯の雰囲気は最高です!ラーメンもうまし!

そんなわけで、一日かけて只見線を堪能した我が家です。
では、西会津まで帰ろう!と移動を開始した途中で、、、

夜の只見線

偶然、夜の只見線に遭遇しました!
この時間帯の時刻表は全くチェックしていなかったので、完全に棚ぼたです! ものすごく嬉しかったです!!

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