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圧倒的片思い

大好き、を覚えると自然とついてくるもう片方の、大嫌い。
最近はあまり聞かなくなったけれども、ちょっと前までは自身に不都合になる度よく言われた

「もうッ、ママなんてだーいきらいッ!!」

その度に「いいもんね、ママは~ちゃんがだーいすきだもんねー!!」と返してはいたものの、思春期を迎えるだいぶ前の幼児期の今からこれを言えるように訓練しておかねばな、などと思うのであった。

大体は物体に対して「目が近い」、ご飯の時に「足を上げない」、もう「おやつ終わり」、アイスは「一本だけ」などといったセリフの後に発射されるダーイキライ!

もちろん私はそれで揺らぐような人間ではないので、口酸っぱくしてでも必要なことは注意していこうと思っているし、実質そうしている。それは普段自己責任として相手の過ちの訂正に無関心な私の思考とはまたちょっと違う。大人はそれでも良かれど、子どもには親の監督責任なるものがあると思うからだ。

嫌われる勇気、アドラーは課題を分離して相手の感情は相手に任せればいいと説いた。私はこの考え方を支持している。しかし私も一人の人間かつ親、可愛い子どもの言葉は胸に刺さるものがある。

そこで先日読んでいた雑誌の中に、これは育児をする親にも参考になるのではと思う言葉が並んでいたので紹介したい。

指導者は、厳しい言葉をかけた結果、嫌われてもいいのです。私も人間なので、人に嫌われたくないという気持ちはもちろんあります。ただ、その気持ちに判断が左右されるようでは、指導者失格です。大切なのは、選手が活躍してチームが勝つこと。「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり。」という言葉にあるように、自分がよく思われたいために発した優しい言葉は、かえって相手をダメにしてしまいます。選手やチームのことを考えるなら、指導者は人に嫌われたくないという自分の心の弱さを乗り越えなければいけないと思っています。

ただ一つ、強く意識していたことがあります。それは「片思いし続ける」ことです。相手からどう受け取られようが、こっちが愛情をぶつけ続ける。艱難辛苦こそ、成長のチャンスなのです。

PRESIDENT 2023 9.15号 人生後半を変えるノート
栗山監督の人を育てる言葉


大切なのは、選手が活躍してチームが勝つこと。この二行目は子が無事に成長すること、と置き換えることも出来るのではないか。

そして「片思いし続ける」こと。相手からどう受け取られようが、こっちが愛情をぶつけ続ける。これでいいのではないか。


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・・・・・・・・・・ゴホン///、えー・・

お前になんと言われようと俺はお前が好きだああああああああああああ!!!!!!!


私はこの精神でいこうと思う。

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