弱さを知って気付く強さ
1ヶ月半程休ませてもらっていた仕事に、今月から復帰した。まだ本調子とは言えず不安もあったが、とりあえず1週間を終えることができた。
少し前までは、躓いて転んだら立ち上がれるまでもっともっと時間がかかっていた。ボロボロになりすぎる前に立ち止まって、休むことを選べた。
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「強くなったな」
そう、思った。(それが良いことなのかは分からないけれども。)そして、ずっと"自分の弱さ"ばかり見ていたことに気付いた。弱いところを探して、苦しんで、だけどそのことに心の深いところで少しだけ安心してもいた。
「わたしは弱いんだから」
呪文のように繰り返し、時にはお守りのように抱えている言葉。闘うのに疲れたり嫌気が差したりしたときは、弱さを武器にして殻に閉じこもる。これ以上傷付かないように、苦しむことをやめるために。
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弱さと強さと
「弱い自分」が占める割合が多かったんだ、きっと。弱さを盾にして甘えていた部分が大きかったんだ。だから、自分の強さに気付くことができなかった。弱いわたしにも、強いところがある。そんな、当たり前のことに。
強いことがえらくて弱いことが悪いとか、そういうことではなくて。どちらかしかない、なんてことはなかったのだ。傾いてバランスが取れなくなってしまっても、確かに両方とも存在している。見逃してしまうほど小さいかもしれないけれども。
認めたら少し軽くなった
何事にも前向きでポジティブ、そんな風に考えない自分が嫌いだった。根拠のない自信に満ち溢れて未来だけ見ていた頃に戻りたいと、ずっと思っていた。
だけど、ネガティブで弱気なところが多いのは「悪」ではないのだ。そういうところも全部引っくるめての「わたし」。基準は、自分で良い。
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弱いところを認めることによって生まれる優しさも、大切にしていきたい。痛みや悲しみや苦しさに、寄り添えるひとでありたい。
弱さを盾にして立ち止まる日があっても、いい。その盾でいつか誰かを、守りたい。そういう「強さ」を持てるようになりたい。
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