詩 ランドセル
生きてほしい。
暑い日にランドセル背負ってるだけですごい。
さらに雨の日に長靴や雨具、傘を装備してるだけですごいよ。
それだけ毎日頑張ってたら、つらいと言えなくなるよね
それで友達作ったり、遊んだり、勉強したりする。そのパワーはすごい。
僕は何かを継続してる時も途中でやめたくなるし、何かをしないといけないことも先伸ばしにしてしまう。
大人は、心で泣いて我慢をしたり堪えたりする。
子どもは、遊んで転けたり、危ないことしてしまって怪我をしたり、痛い思いをして知らぬ間につらいを消してしまってるのかもしれないなって思う。
痛みは消えるけど、つらいはなかなか消えないよ。
それは人を傷つけてしまったこともね
大人は、そんな子どもをわかってるからつらいを心にしまうのかもしれない。
ランドセルを降ろした時は、君は子どもではなく、一人の人だ。人同士辛さを分かち合って、少しでも笑顔になってほしい。
ランドセルを降ろしたら、一瞬、子どもじゃなくなっても、大人じゃなくなってもいいじゃないか。
チャリは潰されたことあるけど、ランドセルは潰されたことない。
大丈夫だ。君は子どものままで、明日も生きる。
そういう風に生きてほしいなって思う時がある。