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1minute七十二候 蓮始開 (はすはじめてひらく)

少暑<次候>
7月12日から7月16日頃

蓮の花が咲きはじめる頃。 「ハスは泥より出でて泥に染まらず」といわれ、清らかな生命の象徴として、極楽浄土で咲く花とされています。仏典では蓮華(れんげ)の名で呼ばれ、仏像の台座にもよく見受けられますね。 地下茎のレンコンだけでなく、花、葉、茎、種子なども食用になるそうです。

そして この時期京都では 祇園祭の”山鉾建て”が始まり、2〜3日後には”曳き初め”という鉾の試し曳きが行われます。7月1日から連日ひそやかに執り行われてきた神事が、いよいよ町のあちらこちらにも広がり盛り上がりを見せ始めます。

京都の夏は暑さも湿度も本当に凄まじいもの。連日の神事を見に来られる際には、ぜひ暑さ対策をしてお越しくださいね。

2024年7月10日の朝、函谷鉾町にて

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七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。

What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.


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