詩織

27歳/ただの会社員 が、小さかったり大きかったりする葛藤や、夢というほどでもない人生…

詩織

27歳/ただの会社員 が、小さかったり大きかったりする葛藤や、夢というほどでもない人生設計の一部、センチメンタルな記憶を、言語化していくアカウントです

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笑うマエストロ

2月に、演奏会用の黒いロングドレスを買いました。 これからの人生でもオーケストラを続けよう、と小さな覚悟と期待を込めて買った黒ドレスは、袋からも出されず、私の部屋の片隅に置かれたままです。 世の中の音楽家たち(プロもアマチュアも学生も)は今、演奏機会をほぼ全てと言っていいほど奪われています。 かくいう私も、出演予定だった演奏会が全て中止になり(3つくらいあった)、深く落ち込んでいるところです。 SNS上では、個人で録音した動画を集めて編集し1つの演奏を作り上げる、とい

    • アイネクライネナハトムジーク

      大人になると、新しい友達ってなかなかできないよなあと思う。 別にできなくたって、今いる友達が大切で大好きだからそれで十分なのだけれど。 でもやっぱり新しい出会いってときめくし楽しいし、そういうのが時々欲しくなる。今、それ。 大好きな友達の、大好きな友達って、そんなんもう大好きに決まっとるやん? そういう人との出会いが最近立て続けにあって、私の人生も捨てたもんじゃないなって思ってる。ちょっと大袈裟。けど、それくらいなんだか嬉しかったの。 ----------------

      • 笑うマエストロ3

        本番から1ヶ月経ちました。心を落ち着けるために、頭を整理するために、1ヶ月かかりました。いや、本当はまだこれを書けるほど何もまとまってない。けど節目なので書いときます。 ちなみに、この記事を読んでいるあなたは、なぜこの記事を見つけたのですか? あたしはこれ知り合いに見られてもいいけど見られてないつもりで書くので、別に期待しないでほしいし読んでガッカリもしないでね 正直ね、お客さんはもうちょっと入ってほしかったです。 ステージに上がって客席見た時は、思ったより入っとるやん!

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          記事のタイトルは、実在する本のタイトルをそのまま使ってます。本と関係ある時もあるし、ない時もあります。 気になるのあれば、よかったら読んでみてください。 アカウント名は、noteを始める時に、本名から絶対辿れない名前にしようと思って決めました。 詩織 は、27年前に最後まで候補に残って選ばれなかった方の名前です。 結構好きです。

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        笑うマエストロ

          笑うマエストロ2

          オケの人達との飲み会に行ったら、企画オケの広報やらない!?と言われ、よく分からないけど断ったら「後悔しそう」と思って引き受けることにしたあの日… から、気付けば1年以上が経っていた。(?) なぜ私に声を掛けてもらえたのかは未だによく分からない。仲間に入れてくれてありがとうございます、と執行部のみなさんには全力で感謝を伝えたい。 後悔しそう、の中身は、あんまり言うようなことじゃないのかもしれないけれど、運営に携わってないと技術力だけじゃ乗せてもらえないだろうな、と思ったか

          笑うマエストロ2

          武道館

          歌って踊るキラキラした女の子達が大好きです。 最初に好きになったのは、「Happiness」というグループ。LDH所属で、みんなバリバリ踊ります。私がリアルタイムで追い始めたのは、3rdシングル『wish』からですが、実はその前に見たことがあったと後から気付きました。 ミスタードーナツのCMです。メジャーデビュー前に『Happy Talk』という曲で、CM出演していたみたいです。⬇️ https://youtu.be/JyBEa27wyPI やっぱりHappiness

          武道館

          四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて

          大学生の頃、カフェのバイトとデパ地下のお惣菜売り場のバイトを掛け持ちしていた時期があった。隙間の時間にふと立ち寄った少し洒落た感じの本屋さんで、この本を見つけた。 薄い本だった。というか、これを本と呼んでいいのか?と思う、それは8ページ分がじゃばらのように折り畳まれ、表紙代わりの封筒に入った、「文鳥文庫」というシリーズのひとつだった。 その斬新でシンプルなデザインと、手軽さと、「村上春樹」への小さな憧れから、私は思わずその本を手に取った。 結論から言うと、私はこの物語を

          四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて

          間取りの方程式

          お仕事の関係で、家の間取りというか、図面を毎日見てるんですね。 自分が書いてるわけではないです。書けません。 家の間取りを考えるのって、本当に難しいと思います。 住む人の生活を想像して様々なアイデアを散りばめるセンスだけでなく、法規的な部分をクリアするために定められた条件の中で考えなければならないからです。 あとは、競合との差別化とか、先方の提示する予算内でとか、実際の現場ではもっといろんな制約があるんだと思います。毎日お疲れ様です。 どんな仕事にも、いろんな制約っ

          間取りの方程式

          あの日の僕らにさよなら

          学生時代を思い出すと、苦しくなります。 それは、苦しいことがあったからそれを思い出して苦しくなるというのではありません。 楽しい思い出が多すぎて、もうあの頃には戻れないということに対して苦しくなるのです。 学生時代は吹奏楽とオーケストラに暇とお金を費やしていたのですが、数日前にその当時の演奏会のDVDを見たら、涙が止まらなくなってしまいました。今までそんなことは一度もなかった。自分でもびっくりしました。意外とメンタルに限界が来てるのか、その日の体と心のコンディションが悪

          あの日の僕らにさよなら

          何者

          人生割と上手くいってるつもりだったけど 気付けば、何者にもなれないまま、ちっぽけな労働力として消費されていく毎日。今の自分や周りの環境に不満はあるけど、だからと言って他にやりたいことがあるわけでも、何か発信したいことがあるわけでもなく、なんとなくで日々が過ぎてゆく。 いろんなことに飽きて、諦めて、こうやって大人になっていくのかと思うと、なんだか苦しい。 そんな私の 小さかったり大きかったりする葛藤や、夢というほどでもない人生設計の一部、センチメンタルな記憶を、ちょっと