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笑うマエストロ3

本番から1ヶ月経ちました。心を落ち着けるために、頭を整理するために、1ヶ月かかりました。いや、本当はまだこれを書けるほど何もまとまってない。けど節目なので書いときます。

ちなみに、この記事を読んでいるあなたは、なぜこの記事を見つけたのですか?
あたしはこれ知り合いに見られてもいいけど見られてないつもりで書くので、別に期待しないでほしいし読んでガッカリもしないでね

正直ね、お客さんはもうちょっと入ってほしかったです。
ステージに上がって客席見た時は、思ったより入っとるやん!って嬉しくなったし、開場の時に人が並んでたと聞いて(写真も見せてもらって)ビックリしたんだけど、数にすると少ないのね。351人。
500は入ってほしかったな~、でもそのためにどうしたらいいか、今の私には分からんかった。
けど声掛けた知り合いがたくさん来てくれたのは嬉しかったです。上司(とお子さんも!)、今も仲良くしてくれる学生時代の友人(デジタルチケット販売初日に買ってくれてありがとう)、弟(とその友達!?笑)、遠くから来てくれたおばあちゃん、今までの演奏会皆勤のお母さん、普段演奏会は聞かないのに今回は聞いてくれたお父さんも。他にもたくさんありがとう、こっそり来てくれたあなたもありがとう。

演奏面の話をします。ペール・ギュントのソロは、ミスりました多分。多分、って言ってるのは、本番の記憶ほぼないから、ミスったかどうかもあんまりちゃんと覚えてません。笑
舞台袖では「緊張する~!」って言いながらも結構余裕だったのね、演奏始まってから吹いてる途中も全然大丈夫だった。
でもアニトラtacetで楽器握りしめて座ってたら、なんかドキドキしてきて頭真っ白なっちゃった。思ったとおりに全然吹けんかった。
悔しいけど、これがあたしの今の実力だなとも思ったし、自信なかったから仕方ないとも思った。あーあ、メディア観たいけど観たくないな。
今回は仕方ないけど、次は同じ思いしないように頑張ろうと思った。次なんてないんだけどね。
トップなのにトップぽく吹けない振る舞えない私も悪いけど、勝手にトップを食うのもやめてほしい。

世の中には演奏したい曲が多すぎるので、オケキャリアを考えた結果、本当にビオラを弾けるようになろうと決めました。九響の先生に教えてもらってます。来年の秋、ちゃんとオケの演奏会でデビューするのが目標です。
フルートだと乗り番とかさ、色々あるじゃない。ビオラだったら全乗りできるでしょ?フルート飽和してた時代だったので、全乗りって憧れるんですよ。あんまり表で言うと敵作りそうだから黙ってるけどね。

まあ結局みんな楽しそうだったので、それでもうなんでもいいですよ。これ以上の熱量の演奏会はもう二度とできないと思うし、やりたくない。これからも頑張るけど、Orchestra Fontanaは殿堂入り。この存在は何にも超えられないし、超える気もないです。

Orchestra Fontana、学生オケみたいで楽しすぎた。戻りたいのに戻れない苦しいほどに輝かしい思い出をまた増やしてしまいました。
毎週木曜21時からの会議、大変だったけど、通話を切る前にみんなでおやすみなさいを言うあの時間がなんだかすごく好きでした。


おやすみなさい。