ショパン:コントルダンス
🌟大好きなピアノの小品を紹介しています。
演奏も録ってみたので、よかったら聴いてください。
「ピアノの詩人」とも呼ばれるショパンの曲は「老若男女に大人気!!!」というイメージがありますが・・・みなさんは好きな曲はありますか?
私は子供のころ、嫌いとは言わないまでも、ショパンの魅力がわからないまま「先生から与えられるので仕方なく、、、」という感じで弾いていました。(いや、今もまだわかっていないかもしれない)
そんな中で「コントルダンス」は中学生のとき、一度聴いただけで虜になり、ぜひ自分で弾いてみたい!と初めて思えたショパンの曲です。はじめの旋律のフレーズの真ん中――音が伸びて、その響きのなかで和音が繊細に変化していくところが、たまらなく好きです。
しかしこの曲、実際に楽譜を前にすると、譜読みが全くはかどらない。というのも、変ト長調で書かれていて、五線譜の始めにフラット(♭)が6つもついているんです。ものすごく読みにくく、何度弾いてもつまづくばかり。
数年おきに思い出しては練習し、最近になってようやく全部弾けるようになりました。
この曲は1827年、ショパンが17歳のころに作曲されたと言われています。このとき、ショパンはワルシャワ音楽院の学生でした。作曲を専門的に学ぶなかで生まれた曲なのですね。出版されたのはそれから100年以上たった1934年のことです。
「コントルダンス」は17世紀後半にイギリスで流行った「カントリーダンス」が起源で(名前が似てますよね)、18世紀にはフランスで大流行しました。男女ペアになり、みんなで踊るのだそう。
🎼楽譜はこちら(IMSLP)
https://imslp.org/wiki/Special:ReverseLookup/6595
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