見出し画像

憧れのツェルニー50番(ピアノ練習日記)

 昨日、仕事しに行ったら、思うほど自分の体調が戻っていないことに気づきました。お医者さんでもらった薬、飲み終えたのになあ~。回復力が弱まってるのかな?意識して大人しく過ごさなくては・・・。

でも、ピアノを弾いていると楽しいから、体調がどうのこうのとか、吹っ飛んでしまうんですよね。


 3月はバタバタして全然だったけど、4月からはちょこちょこ、練習できています。わたしは基本的に仕事場のピアノを借りて練習しているのですが、今回、異動先に置かれていたピアノのメーカーがカワイだったので嬉しいです。日本の2大ピアノメーカー、ヤマハとカワイの違いは・・・個人的には、ヤマハは画材でいうとパステルっぽいイメージで、軽やかでキラキラしています。カワイはクレヨンって感じで、濃くしっとりツヤツヤした音です。
 今回出会ったピアノはタッチがかなり重めでした。でも、この感じが実家のピアノとものすごく似ていて、なんだか懐かしいです。もしかしたら同じ機種なのかもしれません。今度帰ったら調べてみよう。

 これまでウォーミングアップにバッハのシンフォニアを弾いていたのですが、このピアノはフランス組曲のほうが似合うような気がして、そちらを気分でチョイスして弾いてます。

 さて、3月末に「ツェルニー50番」の楽譜を購入しました。ついに、50番に挑戦してみようと思えるようになったことが嬉しいです。実は1年前から気になっていたのだけど、40番の練習曲が思うように進まなかったこともあり、なんだかんだ時間が経ってしまいました。実物を見ないままネットで注文したので、手にとってみて楽譜の分厚さに驚いています。
 まずはこのゴマ粒のような楽譜を最後まで読みきって安心したい・・・!「つっかえてもとにかく1回弾けたら次に進む」という感じで読んでいます。1ヶ月たって、全く歯がたたない9曲目を飛ばし、11曲目の途中まできたところです。GW中にも少し進められたらいいな~。

 ピアノを習っていた子どもの頃は、1年の大半がコンクールあるいは発表会に向けた、大曲が中心のレッスンでした。年末からコンクール練習、それが4月末まで続き、その後は7月の発表会に向けた練習。夏過ぎ~年末までの数ヶ月だけ、普通(?)の練習曲や小品に取り組んでいました。
 当時習っていた大曲をあらためて弾き直すと、ツェルニーの練習曲に出てくるようなパッセージがあちこちに含まれていることがわかります。きっと先生は、大曲を通してテクニックと表現力を同時に身に付けさせようとしていたのでしょう。でも今思うのは、やっぱり同じ音型をいろいろな曲から経験しないと、自分で応用できる「テクニック」としては身についていかないなということです。

 大人になった今、ツェルニーのような練習曲を一曲ずつこなしていくことは、自分の力になっている、きちんと弾けるようになってきている!という自信につながっています。
 そうやって積み重ねていく楽しみを、先生が残しておいてくれたのかもしれないな~なんて思いながら、弾いています。

#日記 #エッセイ #コラム #音楽 #ピアノ #ツェルニー