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12/16 フクロウ使いのおじさん

*写真はいつか台湾へ行ったときのもの。また行きたいな、行けるかな。

気持ちを落ち着けたいのでとりあえず文章を書く。

昨日ここ最近ではかなり大きめのショックな出来事があった。
想定の範囲内ではあったのだけど、いざ事実であったことが明確になると、
心にダメージを喰らう。
『思考中毒になる!』本を読んだばかりなのに、私の頭の中は堂々巡りの考え事でいっぱいで、脳を無駄に動かし続けてしまった挙句、今日はほとんど眠れないまま朝を迎えてしまった。

こういう悩み事がある時って、本当に悪循環だと思う。
せめて長い睡眠を摂れれば、とりあえずは頭をすっきりさせた状態で、どう対応するかとかどう受け止めていくかとかをもう少し冷静に考えられるのに。

睡眠時間が短いといくら考えたところで考えがネガティブな方向にしか行かないし、感情的な対応を取りがちになる。しかも一日がそれで無駄になってしまうのだ。せめてどんな時でも眠れる能力がほしい。もはや能力だ。

そんな堂々巡りの重たい頭を身体に乗せたまま、商店街を歩いていたら、
腕にフクロウを乗せた“フクロウ使い”のおじさんに出会った。
白く長い髪を一つに束ね、どこか現実離れした風貌のおじさんだった。
フクロウもどっしりした体躯に、全てが見えているような、達観しているような瞳を持っていた。

なんだか急にファンタジーの世界に自分がいるような気持ちになった。

というよりも、自分は今までどんな小さな世界だけを見ていたのかと気付かされた。
パッチワークで継ぎ接ぎされたような世界の、本当に小さな小さな正方形の布の部分だけをまるで自分の世界のすべてかのように大事にしないといけない、そんな気持ちでいたのだけれど。

フクロウ使いのおじさんを見て、世界って広いよなとふと思ったのでした。
ありがとう、フクロウ使いのおじさん。
すこしだけ気持ちが楽になった。

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