【英語教育】高校英語の問題点 今のままではずっと英語弱者

1 使える英語が使えない

使える英語を重視して、コミュニケーション英語、英語表現を授業しているが、使えていない。使う為の土台がないからだ。高校英語では土台作りを丁寧にやるべきだ。

2 アウトプットが少ない

使う練習が少ない、ないのだから、使えるようにはならない。結局はペーパーテストなので、その場しのぎの学習に行きつく。ペーパーテストで点を取るための学習でいいので、使うための学習はしない。

3 文法を講義しない

先生は総合英語、総合文法書を渡して終わり、四択のくだらない問題集をやらせようとする。授業はあるとしても、用法を覚えさせる法学部のような無機的な授業をする。枝の知識だけ詰め込む。文法を理解していないので、知識が有機的に結びつかない。自分で運用できない。

4 英語的に使わない表現教え過ぎ

例えばbut forなど英語ではほとんど使われない。固い表現、ネイティブスピーカーでも知らないような表現を教える。受験英語の影響もあるが、教科書作成に文法学者を入れるなどして、対策した方がいい。

5 ニュアンスの違いを区別しない

訳に当てはめて、教えているうちは使えるようにはならない。単語をイコールで結ぶのはもってのほかだ。どういう状況で使われるのかを意味と一緒に教えるべきだ。

6 知識が足りない

大学受験レベルの知識を身につけても、足りないと言われている。大学受験を推薦で行く人が多くなっているので、高校で知識量を増やす必要がある。受験で英語だけでも独自試験やった方がいいと思う。

余談 スタディサプリの公教育進出への危機感

コロナ禍でスタディサプリを採用している学校が増えていることに危機感を感じている。行政が絡んでいるのにも不信感がある。文法の講義は過度に単純化されていて、運用はできないだろう。「丸暗記不要」と言って聞こえはいいが、実際はわかったつもりにさせたいだけだろう。リスニングもカタカナで教えたり、「聞こえてない」とか訳が分からないことを言っている。核、中心部分だけ教えて、浅い授業だ。学校の授業よりタチが悪い。日本の英語教育は後退すると私は考えている。

大学受験英語の記事まとめ

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