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初恋という狂気の日々 第十一章

第十一章 内に秘める疑念そして決意

 楽しかった春休みも終わり 中学校の入学式の日となった 前章でも書いた通り 私の小学校は9割同じ中学に進学する そしてそこに別の小学校から進学する人が組み合わさる感じである

なので 新しい学校生活という新鮮さはあまりなく とりあえず今までより忙しく勉強が難しいなる位の認識であった

そして来る当日 まず最初にクラス名簿が配られる
私は幼稚園から仲良しだった友人が同じクラスで喜んだ そしてさすがにもう同じクラスなんてことはないと諦めていた が彼女が何組か確認をした

 結果はなんと同じクラスだった つまり小学四年生から四年連続となる 

私はこれだけで最高の学校生活が保障されると確信した 

そして入学式が淡々と始まり 新入生代表の言葉の時間となる

代表に選ばれていたのは 彼女だった

 私は内心 さすがだなという尊敬の念と同時に彼女のこれからの行く末が楽しみという期待感で溢れていた  

その彼女が優秀であることが故に狂気に繋がるとも気づかずに‥‥‥


そうして始まった中学生活  
案の定 最初の席順は隣は彼女だった
私は初日から遠慮なく話しかけ 内心では 一生席替えしなくて良い とすら思っていた

クラス初期あるあるだが委員会決めがある 
真面目で頭が良い彼女はクラス委員となった

私は楽そうな委員会にした記憶がある (何委員かは忘れました) 

そうして入学式から一ヶ月位経過した時には クラスの立ち位置(いわゆる スクールカースト? 陽or陰キャと言われるポジション)が決まってくる 自分のクラスは一軍〜三軍まで均等にいるクラスだった記憶 (私は凡人ポジション 彼女は優等生ポジション)

私は多分 上から三段目位だった

部活に関しては入る気がなかったので私は入らなかった 彼女は文化部に入っていたっけな
なんとなくですが、文化部の具体的に何部かは伏せておきます

そして新しい友人が出来たり学校にも慣れた頃 初めての定期テストがあった

少し位は勉強していたので私は 5教科 合計400点位だった記憶がある 

そんな中 彼女は優秀なので 5教科 合計470点くらいだったはず

当たり前だが クラスでも話題になり 彼女の優等生キャラを確固たるモノとした 

そんな中 私の心の内で思ったことがある

 (私みたいな だらしない人間が彼女と友人で良いんだろうか?ましてや 彼女を好きになって良いんだろうか?)

そんな疑念が心に駆け巡り、私も多少なりとも彼女を見習っていこうと決意したのでもあった……

しかしながら この内に秘める想いが 狂気の始まりだったと今にしてみればわかる…

この記事時点での時系列 中学1年生 春4月〜5月 出会って約3年以上


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