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0143 現実の世界は残酷

朝活を2つほどやっている。
1つは出勤の1時間前に起きて、英語の勉強だ。こちらは疲れて起きられないときはやらないことにしている。ぐったり頭で勉強しても入ってこないので、寝ていた方がいい。

もう一つは、会社の食堂で30分ほど読書記録をつけることだ。
コロナ以降、テレワークや時差出勤が認められるようになり、社員食堂が朝の時間から解放されるようになった。席がゆったりしているし、それほど人もいないのと、会社の中にあるため気持ちが慌てなくていい。
ここで、ブラックコーヒーか、カフェラテを飲みながら、読書記録をつける。これも、仕事をどうしてもしないといけないときは、やらない。

そんな朝活だが、先日の読書記録作業で、ちょっと気持ちの目が覚める記述を書き写したのだった。
一度読んだときはそれほど記憶に残っていなかったのだが、なんだろう。急に「現実」はね、なんて冷めたのだった。

その本はロシアの地政学的な本なのだが、ちょうど北方四島のあたりに関する章だった。
ロシアにとっての北方四島とは、ということで、カムチャッカ半島を含むロシア側の軍事配備が記載されているのだが、
「カムチャッカ半島には、弾道ミサイル原潜配備」なんてあって、はっとした。

私の中で、カムチャッカ半島と言えば、谷川俊太郎の「朝のリレー」で、キリンの夢を見ている若者が思い浮かぶ。

それが、原潜という一言で、小学生のころ教科書で熱心に読んだこの詩が、吹っ飛んでしまったのだった。

夢どころじゃないわー。

ついでに言えば、吉村昭の漂流本を読んでいて、カムチャッカに流れ着いた和船の乗組員が、コサックにひどい目にあったりなんかして、ますますキリンの夢を見る若者の映像が遠のくのだった。

世界は残酷だ。
なんて、ミカサのように言ってみたりする今日この頃だ。

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