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0588 何度も読みたくて読む本と、何度も読みたいけれど怖い本と。

資格の勉強をすると、通勤電車ではテキストを読んだり、一問一答を解いたりするので、読書量が自然と減る。

そんな中、再読しようかなという本がある。

三浦哲朗の、家族の小説はどれも好きなんだけれども、一番好きなのはこの本だ。

この2冊もまた読みたい。読みすぎてぼろぼろになっている。開高健の描く戦場は私の脳に浸透しやすい。

これらの本は読みたくて読む本だ。のめりこんでしまって、電車を降り忘れたり、風呂で読んでのぼせたり。時間が経つのをころりと忘れる。

あとは、再読をしたいのだけれど、怖くてしり込みをしているものが2冊ある。

弟が癌に侵され、最期まで告知しないで通す。一番仲の良かった弟である。一番つらかったに違いない。描写が淡々としているだけに、吉村昭の堪えたつらさがたまらなくて、初めて読んだ時は3時間で読み終えてしまった。気が付いたら夜だった記憶。暑い夏の夕方だった。

こちらは知ってはいるものの、最後が何とも…。戦争とは違う怖さ…背筋が凍るというか。

吉村昭は戦艦武蔵も好きだし、戦争のものはほとんど読んでいて、全部好きなのだが、陸奥はちょっと忘れがたいものがある。いや、あれもいいな、これもいいなと考えればほぼ全部になってしまうが、読み終えて平手打ちを食らったようになったのは陸奥だった。

すこし仕事と勉強で疲れたので、人生を楽しみたい、そうだ本を読もう、というそんな気持ちになっている。
しかし時間がどうにもひねり出せない。
朝活をすると血圧が上がるし(寝不足)、帰宅すると30分は横になっていないと動けないし…
もうちょっとペース配分を考えないといけない。
寄る年波には勝てっこないのだ。

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