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0567 父と同じ道

何だか含みを持たせたタイトルだが、文字通りそのまま、高血圧の話である。

父は腎嚢胞という病気を持っている。長い時間をかけて腎臓に嚢胞という水のたまった袋が成長し、やがては腎不全となるというものだ。
父の場合、70代半ばに透析へ移行した。時折細菌感染をして入院する。

この腎嚢胞は50%の確立で遺伝する。私にも妹にも嚢胞があって、私の方がより父親に近い体質なのか、父がそうであったような道を歩んでいる。

40代半ばで降圧剤。
この後しばらく様子見で、病院通い。そして70代でいよいよ…という次第。頭痛もちというのも、考えてみればお揃いだった。日本酒好きで、肉が好きというところも。

私と言えば、ここ2,3週間血圧が急に上がった。130がかわいく思える日がこようとは。ゴマ麦茶だって勝てない。高め、じゃなくて高いのである。
寒いからねーとか、機械が古いんだよとか、何のかんの理由をつけても、急激に上り調子の血圧はいかんともしがたく、病院へ行った。胃薬ついでにと、まだ気持ちが抵抗している。
結果、診察室でも170以上が出、一か月降圧剤を飲んで様子見となってしまった。また薬が切れる頃に来てねとのこと。

急に血圧が下がると、ちょっと憧れだったふらつきが出るようなので、朝ドトールで勉強前に飲もうかしらん。
低血圧でしゃがみ込むということに無縁だったので、それはそれで戦々恐々なのである。どちらかというと血圧高めの頭痛もちだったから。

いやはや年を取るということはこういうことか。
勉強する前に、今のうちに旅にでも行こうか。人工透析になったら長旅には出られないだろうから。
…という気持ちを相方氏は分からないので、たぶん行かないまま、透析かなぁ。
そんときゃ相方氏から片方腎臓をいただくぜよ。

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