終演『深海フィロソフィア』~8か月の創作期間を振り返って~
noteでたびたび語っていた
ソロパフォーマンスステージ『深海フィロソフィア』が
無事に終演いたしました!!!
当日もほぼ満席で迎えることが出来ました!
誠にありがとうございました!!!
開場したときは正直誰も来ないのではないかってとても不安だったのですが
ステージに上がって客席を見たときに広がってる光景に胸がいっぱいになりました…✨
長きに渡って制作してきた作品が日の目を浴びて、
そして終わりを告げる。
やはり非常に感慨深いもので、2日経った今も夢見心地な気分です。
そうか、終わったのか。終わってしまったのか。
今やっとそれを実感しています。
今回のステージの肝は後半の「誰も知らない物語」で語られる、私の過去の話でした。
己との対話であったり、うつ病との闘いであったりと
とにかく自分とぶつかり合った物語でした。
自分の隠されていた部分をさらけ出した作品は、熱量の高い感想文になって帰ってきました。私はあんなにびっちりと文字で埋められた感想アンケートを初めて見ました。
それだけ観てる人に何かが伝わったのだと思うととても嬉しいです。
これを書いている昨晩にYouTubeで生配信をしたのですが、その中で一つ気づきがありました。
私のあの物語単体だけではただの悲劇だけど、他人に観てもらって受け入れられていくことによって報われる物語へと変化する作品だったと。
現実逃避した私が、自己と向き合う作品を作り、誰かに知られて、報われる。
そんな「誰も知らない物語」は「誰かに知られた物語」へと変化していきました。
実際にエンドロールの作品紹介ではちゃっかりタイトルが変わっていたのを気づいてくれた人はどれくらいいたのかしらね(笑)
実際に報われるところまでは先読みしてなかったけど、ちょっとメタ構造の物語になっていて面白いなと感じています。
エンドロールの「and YOU」もそう考えると意味深になっていきますね。
メタ構造というと客入れとエンディングでのデスクトップ芸もお気に入りです。
「現実」というファイルの舞台という名の「非日常」ファイルの中に入っていた「深海フィロソフィア」
あくまでこれは架空の世界で起こっていることという構造になっていました。
影アナもリアルタイムで更新されていく演出。
このメタ演出は公演直前に発案したもので、この部分はスタッフと考えました。お気に入りの演出です。こういうの大好き。メタ構、最高。
写真もたくさん撮ってもらいました!!
結構、綺麗に撮れてて感動しております。
ゲネの時の写真ですが、見栄えがよろしい。すこ。
とはいえ課題点というものはそこそこ残った舞台でもありました。
でもね、心底やってよかった舞台だったなと思います。
創るのって本当に大変だし苦しいんだけど、やっぱり楽しい。
コスパは悪いし、人に観てもらわないと成立しないし、なんでやってんだろうって思う時もあるんだけど、気づいたら舞台のこと考えてる。
好きとしか言いようがない。
本当に本当に舞台が大好き。
これで最後って思っても、気づいたら次のことを考えている。
もうどうしようもない。好きなんだよ。
だからやれてよかった。本当によかった。
次がいつになるかは未定だけど、次は何をしようかな。