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体癖診断カフェ・リポートvol.24

令和3年。よろしくお願い申し上げます。
抱負。『粛々と』ことを進めていきます。
キーワードは、都度、適当に。

人間学体癖論講師/中本健一 
2021年1月11日(祝)

【わが身を振り返る】

昨年は通年、とっても一辺倒な年になりました。

なんだか季節感やら、年越しやら、新春やら、然程の実感もないまま今に至る......なんてお感じの方も、少なからず居られるのではないでしょうか。

ぼくの場合は2月以降、風邪にもかからず、意識の薄いレベルで身体的緊張が続いたのかな、そんな異常事態下にあったねと、再認識しています。

それはやっぱり、大変お疲れさま!なわけで。

新年を機に、日常生活のメリハリを意識的に実感しようと思い立ち(恒例・脱3日ボーズの誓い)先日、七草粥をきちんといただいたりしました。

そういや子供の頃「今日は七草がゆの日よ~」と、お椀を出されても、大概、揃ってなかったのよね、7つ。他のやつで代用されてたりとかね。(偽草)こういうのって、地味に憶えてますナ。

さて、気持ちは全種とも土から採って、なんてできたら文句なしのところ、まあそこは都合も制限もありますから、全部入りパックを買ってきた。

とりあえず、七草粥を用意して味わうことで、きちんと気分を切り替える、を優先したわけです。

自己満足でいいと思います。我が身のことは。

たとえ取るに足らないかもしれないことでも、ちゃんと『起』から『結』を味わってみる。そのちいさな充足感を通年で経験したなら、一年後の心身にどう変化、影響するだろうかと想うんです。

ぶっちゃけ今年は、手放しであけましておめでとう!なんて気分でもなかったりしますね。^ ^

そのような、今のじぶん自身の素直さを踏まえたうえで、でもやっぱり、きちんと節目を迎え、(起承転)結を経験することは、大切だと思う。

新たな事を迎え入れ、進んでゆくためにです。

というわけで、こんなお話を、。↓

【お化け屋敷にとって、お化けは『答え』】

〜百年の恋も冷める? or 恋なら冷めないで?~ 

お正月にTV観てると、人がお化け役に扮して出てくるお化け屋敷をプロデュースされてる、〇〇型(陰)傾向のお洒落なおじさんがでてましてね。

ご自身の恐怖のイメージを具現化したフィギュアの数々に囲まれて、瞳きらきら、然も愛しそうに、嬉々とした表情でこうおっしゃった。

「お化け屋敷にとって、お化けってね、答えなんですよ」

ジェットコースターとか、ぼくも嫌いじゃないんですが、カンカンカンカンカンカンって上っていく、水平になる、いよいよ、急降下!(ウヒャヒャ~)となりますよね。ずっと上り続けるわけはなく...

ジェットコースターに乗る人も、お化け屋敷へ入る人も、その場に臨むことで、不安の絶頂として恐怖を体験することを、予見しています。

ということは、その流れを経験した結果、最後には、必ず安心安堵できることを予め知っている。

あたりまえっちゃあ、あたりまえ。
日常的には、無意識的期待、とでも言いますか。

【お化け屋敷・ケースその①】


ぁああぃアあ...この角曲がったラ...絶っ対...で、デ、出てき世るで~

っイッ?!!((デター!))

!!!@☆:;$#%’”&(’)!!!ギャー↑↑

緊張の(一応の)絶頂を経験すると、次第に(急激に)弛緩します。ほら、やっぱデタやんけ~↓↓(ハハハハハ)安心、となってくる。

身体から衝動的に発生してしまう珍妙な音が、落ち着くにつれ結晶化...コトバになる。(笑)
これ番組内で比較実験してまして。それによると被験者らの心拍数の変化は、想定通りお化けがでる場合、お化けと遭遇する度に心拍数200強(ギャー)と急上昇するものの、その後、必ず一旦下がって落ち着くんですね。入口から出口までアップダウンの激しい折れ線を描く形になる。

【お化け屋敷・ケースその②】

さて、これが、お化けが一向に出てこないお化け屋敷の場合なら、どうなるか??

一方、出ると思わせつつ、実はな〜んにも出てこないお化け屋敷(笑)では、被験者の通常時の心拍数(60~70)は、入口で100近くまで上がるものの、その状態が出口へたどり着くまで、ほぼフラットに推移しちゃう。(バクバクバク)
しかも、無事に出口までたどり着いたにもかかわらず、気持ちは釈然としない。混乱状態がつづく(疑心暗鬼)
だって、お化け出てこなかったんだからね。
あるハズの恐怖に直面してからの安心を経験できないという...ぇ、ナマゴロシ状態っすか?!

「用意されたはずの答え(結)を得られず、悶々とした緊張状態が継続する」

ふむ。これって、どことなく去年の社会雰囲気と似てませんか。そんな世間の風潮に、不用意に自身を晒していたかもしれないと思われませんか。

【あたりまえにしたくないホラーの行方】

いつでてくんねん?!どっからでてくんねん?!
次か?アレか?何?え??こんなハズじゃ・・?

おかしいのは私?いや、あなた?社会?世界?

正しい答えは、いったい何?

ん〜世の中の現実に、正しい答えなんてそもそも無いですね。少なくとも、都合よく用意されてはいません。学校のテストじゃないんだからね。

それが集団幻想だろうが、個人妄想だろうが、科学的根拠があろうがなかろうが、不安の元が一向に実感されず、他者との間を彷徨い、結果的に神経すり減らし続けた事実に変わりはないわけで。

もしかして...今も継続中...デスカ?!

だったらそれ、マジ、ホラーな悪循環。 


ここまでの道のり、本当に、お疲れ様でした。

【人の振り見て我が振り直せ】

〆どころを失った生活の疲れに気づいて懲りたなら、一旦、止めてみればいい。その流れの惰性から降りる。そんな区切りの時間をちゃんと持つ。

今年一年、世間がどうあれ、生活感覚にメリハリをつけることは、じぶん自身で佳きにできます。

これまでも、そしてこれからも、結末の決まった明日などなく。だからこそ、自らで答え(結)を用意し、その時を経験し切ることを意識して過ごすのも一興。

そして、その答えはひとつでもなくて。それぞれの身の丈に合った過ごし方を、じぶん自身の居心地の良さを、見直したいところなんですよ。

だって、環境がどうあろうが、社会の波に同調しようが、自身にとってはそこが基盤で、落ち着くんだからね。わがままでええんちゃいますか。

そこを、また新たなスタートに据えていきたい。

例えばコロナ以前、ご自身はどうだったか、どう過ごされていたか、思い出してみてください。もしよくわからなくて、再確認されたいなら、ぜひ講座やカフェへお越しくださいね。確実に、発見がありますから。

本年も、人間から様々を学び身につけられそうです。色んな所で色んな地が、表出しますから。

そう風が吹く。(な~んてネ)

まず我が身から。よく観察してみてください。

溢れる情報に知らず知らずのうちに溺れて、惑うことにもホトホト飽きたら、お茶でも一息。

いつもありがとうございます。

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